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【pickupニュース】2020年五輪時に人気の街は?湾岸エリアが最注目

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リクルート住まいカンパニーが「住みたい街ランキング」の特別番外編として発表
株式会社リクルート住まいカンパニーは16日、関東地域居住者を対象に実施したインターネットアンケートの結果をもととする「SUUMO住みたい街ランキング 2019関東版」の番外編として、「2020年の東京オリンピックの時人気が出ていそうな街ランキング」を作成、結果概要を公開しました。

調査は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県の1都4県からなる関東圏在住の20~49歳男女を対象に、株式会社マクロミルへ委託したインターネットアンケート方式により、スクリーニング調査を2018年12月17日~2019年1月11日の日程で、本調査を2019年1月4日~2019年1月11日の日程で実施、本調査有効回答として7,000のサンプルを得たものとなっています。

なお調査サンプルにおいては、2015年国勢調査の構成にあわせた都道府県・性別・年代による割り付けが行われました。回答では街(駅)を最大3つまで選択してもらい、重みづけは行わず、合計数でランキング化を図っています。

・2020年の東京五輪時人気が出ていそうな街ランキング
1位 豊洲(東京メトロ有楽町線):514ポイント(前年1位)
2位 品川(JR山手線):244ポイント(前年2位)
3位 東京(JR山手線):205ポイント(前年3位)
4位 渋谷(JR山手線):192ポイント(前年4位)
5位 新宿(JR山手線):120ポイント(前年6位)
6位 浅草(東京メトロ銀座線):95ポイント(前年5位)
7位 月島(東京メトロ有楽町線):81ポイント(前年7位)
8位 銀座(東京メトロ銀座線):80ポイント(前年8位)
9位 勝どき(都営大江戸線):77ポイント(前年9位)
10位 田町(JR山手線):62ポイント(前年18位)
10位 代々木(JR山手線):62ポイント(前年13位)

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時に、人気が出ていそうな街を選択してもらった結果、今回2位以下をダブルスコアで引き離す514ポイントを獲得して1位に輝いたのは、東京メトロ有楽町線の「豊洲」駅でした。前年調査、一昨年調査でも1位に選ばれており、不動の注目トップとなっています。

豊洲は、五輪会場が集積する有明エリアに最も近い駅・街であり、湾岸都市として再開発が積極的に進められています。2020年完成予定の「豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」では、オフィスや商業施設、ホテルなどが多数入居する大規模複合ビルの建設が行われており、完成後はすでにある「ららぽーと豊洲」や「豊洲公園」、「豊洲シビックセンター」などとも直接接続されるものとなります。回遊性の高まった駅前エリアとして、新たな賑わいが創出されるでしょう。災害時に備えた帰宅困難者対策として、一時滞在施設の整備もなされます。

五輪開催後も2021年に「豊洲地区1ー1街区開発計画」が完成する予定で、同駅前には48階建て、総戸数1,000戸超のマンションが竣工するものとなっています。街区としてスーパーマーケットや保育所も整い、緑化空間の確保もなされた複合開発で魅力あるまちづくりが進められていることも注目点です。

居住機能の拡大と五輪開催で、交通アクセスも大幅に向上する見通しとなっており、2018年11月に開通した環状2号線に東京初として走行するバス路線の「BRT」、さらに10~20年とかなり先のことになる将来構想ながら、銀座から臨海部までをつなぐ地下鉄整備の方針も、都の計画として発表されており、エリア価値を高める要素になっているようです。

上位9位までは、5位の「新宿」駅と、6位の「浅草」駅において、前年ランキングからの逆転がみられたことを除けば、顔ぶれやランクに変化はなく、およそ注目エリアは固まっていることが分かります。

ただし10位には、前年、一昨年と10位だった「新木場」駅にかわり、前年18位の「田町」駅と13位の「代々木」駅がランクインしました。とくにジャンプアップした田町は、2位の「品川」駅とともに、国家的プロジェクトとして、大手町・丸の内と並ぶ新たな国際ビジネス・文化拠点に成長させるべく、多角的開発が進められており、期待のエリアになっています。

2018年に駅名が正式決定した山手線新駅の「高輪ゲートウェイ駅」周辺での大規模開発はその一環で、オフィス、商業施設、住宅などの開発も順調に行われており、2020年には暫定開業、2024年に街開きが予定されています。隣接する京浜急行・都営地下鉄の泉岳寺駅の大規模改良工事や、京急品川駅の地上化計画など検討中の開発によっても、品川・田町エリアの価値は、今後さらに上昇する予想ともなっています。

トップ10外では、13位の「有明」駅エリアも注目となっており、五輪後に15,000席を擁する規模のスポーツ・文化発信拠点として整備される「有明アリーナ」を中心に、「有明アーバンスポーツパーク」や「有明テニスの森公園」など、多くの五輪レガシーを活かしたまちづくりがどのように進むか、関心が集まるところです。

現状ではアクセス面にやや課題が残るものの、住宅・商業施設の開発はすでに活発で、さらに新たなタワーマンションやホテル、イベントホールなどを含む複合開発の計画も進んでいるとされます。

注目エリアの新築マンション価格は軒並み大幅上昇
・東京五輪時人気が出ていそうな街トップ10のマンション価格動向(2013年比)
1位 豊洲:6,695万円(+1,574万円)
2位 品川:1億2,279万円(+5,747万円)
3位 東京:8,295万円(+2,131万円)
4位 渋谷:1億6,615万円(+8,319万円)
5位 新宿:9,130万円
6位 浅草:6,022万円(+970万円)
7位 月島:7,694万円(+973万円)
8位 銀座:1億1,536万円(+5,163万円)
9位 勝どき:8,265万円(+2,480万円)
10位 田町:7,884万円(+1,576万円)
10位 代々木:1億313万円

今回の2019年版でトップ10にランクインした各エリアについて、新築分譲マンション価格を、専有面積30平米未満、事務所・店舗用途の物件、また分譲戸数が1桁のものを除外して集計し、平米あたりの相場を算定、70平米換算にして現在と2013年を比較すると、新宿、代々木については、2013年のデータがなかったため不明ながら、それ以外はすべて大幅に上昇していました。

上昇幅が最も小さい6位の「浅草」駅でも、970万円の上昇となる6,022万円で、1,000万円を超える上昇のエリアがほとんどという結果になっています。4位の「渋谷」駅にいたっては、倍以上となる8,319万円の上昇で1億6,615万円という高値でした。

2位の「品川」駅が渋谷に次ぐ上昇幅で、6,532万円から5,747万円のプラスとなり、現在は1億2,279万円にまで高騰しています。人気の山手線沿線はとくに高水準ですが、それ以外の駅においても、注目エリア物件としてマンション価格の上昇が続いていると考えられました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社リクルート住まいカンパニー プレスリリース
https://www.recruit-sumai.co.jp/

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