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【pickupニュース】住宅内空気の困りごと、上位の原因は“湿度”が大半

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ダイキン工業が住宅内空気に関する調査を実施
ダイキン工業株式会社は6日、共働き核家族世帯を対象に「住宅内空気の困りごとと部屋干しに関する実態調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

調査は、株式会社マクロミルに委託したインターネットアンケート方式で、2019年4月19日~4月20日に行われたもので、首都圏の1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)に在住する核家族、共働き世帯の既婚男女400人から回答を得ています。なお属性については、性別と20歳代~50歳代までの年齢で、それぞれ50人ずつが割り当てられました。

・住宅内の空気について気になる/困っている点
1位 結露の発生:24.8%
2位 居室と非居室の温度差:17.0%
3位 乾燥しやすい:15.5%
4位 湿気がたまりやすい:14.0%
5位 カビが生える:11.3%
6位 花粉やハウスダストなどの汚れ:10.3%
7位 臭い:9.8%
8位 すきま風:9.0%
9位 気密性が高く息苦しい:4.5%
10位 換気ができない:3.0%
特にない:38.3%

まず、現居住住宅内の空気について、気になっている点や困っていることを尋ねると、「特にない」が38.3%を占めたものの、具体的な悩みでは「結露」が最も多く24.8%でした。2位には「居室と非居室の温度差」が17.0%でランクインしましたが、以下3位は「乾燥しやすい」の15.5%、4位「湿気がたまりやすい」14.0%、5位「カビが生える」11.3%と、トップ5のうち2位を除く4つは“湿度”に関するものとなっています。

夏場の高温多湿、エアコン暖房によっても進行する冬場の乾燥と、日本ならではの悩みとして湿度が関係するものは多く、快適な住まい環境づくりという観点で、重要なポイントになることがうかがわれました。

・住宅内空気の快適度/不快度
【春・3月下旬~5月頃】
とても不快:0.5%
やや不快:7.8%
やや快適:56.0%
とても快適:35.8%

【梅雨・6月~7月中旬頃】
とても不快:9.3%
やや不快:53.3%
やや快適:31.5%
とても快適:6.0%

【夏・7月下旬~9月中旬頃】
とても不快:12.3%
やや不快:39.5%
やや快適:39.3%
とても快適:9.0%

【秋・9月下旬~11月頃】
とても不快:0.5%
やや不快:10.3%
やや快適:61.8%
とても快適:27.5%

【冬・12月~3月中旬頃】
とても不快:4.8%
やや不快:40.0%
やや快適:43.0%
とても快適:12.3%

次に、季節ごとで住宅内の空気に関する快適度・不快度を調査すると、大きな違いがみられ、春と秋は「とても不快」と感じる人がそれぞれ0.5%とごく少なく、「やや不快」を足しても1割前後にとどまりますが、梅雨シーズンには「とても不快」が9.3%、「やや不快」が過半の53.3%で、合計62.6%が不快と感じていました。やはり湿度に悩まされる傾向が強いと考えられます。

この「とても不快」と「やや不快」を足した値では、近年猛暑となることも多い夏が51.8%、寒さが厳しく乾燥も進む冬が44.8%でこれに続きました。

リビングで行われやすい「部屋干し」、工夫を重ねるも悩みは多い傾向
・部屋干しの実施状況
毎回部屋干し:22.8%
状況に応じ部屋干し:62.0%
部屋干しはしない:14.3%
分からない:1.0%

住宅内の湿度に大きく関係し、不快度を高める可能性のあるものとして、洗濯物の部屋干しが考えられることから、その実施状況を調べると、「毎回部屋干し」をするという人は22.8%で、雨など「状況に応じて部屋干しすることがある」人は62.0%にもなっていました。

乾燥機能の付いた洗濯機も普及してきているものの、今回調査の共働き世帯の場合、部屋干しを実施する世帯は84.8%にものぼる計算となります。不快の回答率が高かった梅雨シーズンは、とくに日常的に部屋干しが行われている世帯の率が高いと考えられるでしょう。

・部屋干しの実施場所
リビング:46.6%
空き部屋:22.7%
寝室:21.5%
浴室:19.8%
ダイニング:8.6%
洗面・脱衣室:8.3%
子ども部屋:5.0%
廊下:4.4%
キッチン:3.8%
その他:1.5%
分からない:1.5%

部屋干しを行っている人に、どの空間で部屋干しをするか回答してもらうと、「リビング」が圧倒的に多い46.6%で、2位は「空き部屋」の22.7%、3位が「寝室」で21.5%でした。4位の「浴室」も19.8%で高めの値になっています。メインの居住空間であるリビングが主な部屋干しの場となることで、湿度悩みが増えている可能性も高いでしょう。

・部屋干しで感じる悩み
1位 場所を取る:41.6%
2位 洗濯物がカラッと乾かない:41.3%
3位 洗濯物が臭くなる:38.3%
4位 乾くのに時間がかかる:37.5%
5位 部屋がジメジメする:32.4%
6位 見た目が悪い:23.0%
7位 部屋が臭くなる:13.6%
8位 結露が発生する:11.2%
9位 電気代がかさむ:9.4%
10位 部屋にカビが生える:5.9%
特にない:10.6%

部屋干しで感じる困りごとや気になる点では、「場所を取る(邪魔になる)」が41.6%で1位となりましたが、僅差の2位には「カラッと乾かない」が41.3%でランクインし、次ぐ3位は「洗濯物が臭くなる」の38.3%でした。以下、4位には「乾くのに時間がかかる」の37.5%、5位「部屋がジメジメする」の32.4%などが挙がります。

トップの場所占有に関する問題以外は、上位を湿度に関する悩みが占めており、それによって洗濯物そのものや部屋の空気が臭くなるなどの問題が生じていると考えられました。

・部屋干し時の工夫
洗濯物同士の間隔をあける:28.3%
エアコンの風を当てる:23.3%
扇風機やサーキュレーターの風を当てる:21.5%
浴室乾燥機を使う:19.2%
部屋干し用洗剤を使う:16.5%
除湿機を使う:11.2%
換気扇を回す:9.4%
エアコンのランドリー運転を使う:2.9%
その他:0.6%
何もしていない:23.9%
分からない:1.2%

部屋干しを行う際に工夫していることを尋ねたところ、「何もしていない」人は23.9%にとどまり、約75%の人は何らかの対処・工夫を行っていることが分かりました。しかしその具体的な取り組み内容はバラバラで、これといった決定的解決策が見出されていない様子が見て取れる結果になっています。

部屋干しについて、「全く満足していない」、「あまり満足していない」とした人は、合計53.4%と過半にのぼったという調査結果も出ており、ライフスタイルなどからやむを得ず実施する部屋干しと、住まいにおける空気環境、快適環境のつくり方に悩む世帯は多いことが明らかとなりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ダイキン工業株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000043.000015498.html

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