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【pickupニュース】18年度のフラット35利用申請・実績戸数はやや減少

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住宅金融支援機構が「フラット35」の最新利用動向を発表
独立行政法人住宅金融支援機構は23日、同機構が展開する証券化支援事業の長期固定金利住宅ローン「フラット35」について、その申請戸数や実績戸数・金額などをまとめた最新資料の公開を開始しました。今回は2019年1月~3月分と、2018年度分のデータが提供されています。

なお、調査における実績戸数と実績金額は、該当期間に融資実行された戸数および金額であり、それ以前の期間に申請がなされたものも含まれています。

・2019年1~3月の「フラット35」利用概況
申請戸数:27,088戸(前年同期比+5.7%)
実績戸数:23,386戸(前年同期比+0.2%)
実績金額:7,007億84,200,000円(前年同期比+2.7%)
【借換え除く】
申請戸数:25,140戸(前年同期比+10.6%)
実績戸数:21,464戸(前年同期比+4.0%)
実績金額:6,557億77,380,000円(前年同期比+6.1%)

2019年1~3月の「フラット35」申請戸数は、全体合計で27,088戸となり、前年同期より5.7%の増加でした。実績戸数は23,386戸で、ほぼ前年並みです。実績金額は7,007億8,420万円で、前年同期より2.7%上昇していました。

借換えを除いた値でみると、申請戸数は1割を超える2桁増で25,140戸、実績戸数も4.0%の増加で21,464戸でした。実績金額は前年同期より6.1%多い6,557億7,738万円です。

・2019年1~3月の「フラット35」買取型動向
申請戸数:23,534戸(前年同期比+0.6%)
実績戸数:20,490戸(前年同期比-6.1%)
実績金額:6,187億57,260,000円(前年同期比-3.2%)
【借換え除く】
申請戸数:22,116戸(前年同期比+7.9%)
実績戸数:19,089戸(前年同期比-0.2%)
実績金額:5,863億47,070,000円(前年同期比+2.0%)

一般に広く金融機関で提供される、ローン利用者が融資金を受け取った後に住宅金融支援機構が該当ローンを買い取り、買い取ったローンを担保とする債券を発行して市場から資金を調達するタイプの「フラット35(買取型)」について、2019年1~3月の動向をみると、申請戸数は前年より0.6%アップと微増の23,534戸でした。

これに対し、実績戸数は6.1%の減少で20,490戸にとどまっています。実績金額も前年同期より3.2%減少し、6,187億5,726万円でした。借換えを除くと、申請戸数は7.9%の増加で22,116戸、実績戸数はほぼ前年並み、微減の19,089戸です。実績金額は2.0%アップし、5,863億4,707万円でした。

・2019年1~3月の「フラット35」保証型動向
申請戸数:3,554戸(前年同期比+58.5%)
実績戸数:2,896戸(前年同期比+90.5%)
実績金額:820億26,940,000円(前年同期比+88.7%)
【借換え除く】
申請戸数:3,024戸
実績戸数:2,375戸
実績金額:694億30,310,000円

住宅ローンの利用者である債務者が返済不能となった際に、提供金融機関へ住宅金融支援機構がローン残高分の保険金を支払い、その後、同機構が債務者のローン債権を取得するタイプの「フラット35(保証型)」については、1~3月期の申請戸数が3,554戸で、前年同期より58.5%の増加となりました。

実績戸数は90.5%の増加と2倍近くに増え、2,896戸を数えています。実績金額も、前年同期比88.7%の大幅アップで、820億2,694万円になりました。借換えを除いた申請戸数は3,024戸、実績戸数は2,375戸、実績金額は694億3,031万円になります。なお、前年同期には借換えに利用できる商品がなかったため、こちらについては比較できるデータがありません。

保証型が増加中、全体は減少傾向も借換え利用減が主因か
・2018年度の「フラット35」利用概況
申請戸数:114,665戸(前年度比-5.2%)
実績戸数:85,674戸(前年度比-7.3%)
実績金額:2兆5,151億32,360,000円(前年度比-5.2%)
【借換え除く】
申請戸数:106,676戸(前年度比+0.4%)
実績戸数:77,963戸(前年度比+0.1%)
実績金額:2兆3,321億12,050,000円(前年度比+1.5%)

2018年度の「フラット35」申請戸数は、全体で114,665戸となり、前年度に比べると5.2%減少していました。実績戸数も前年度より7.3%減少し、85,674戸になっています。実績金額は5.2%のマイナスで、2兆5,151億3,236万円でした。

全体にマイナスとなった年度ですが、借換えを除いたデータでみると、申請戸数は前年度比0.4%の増加、実績戸数が0.1%、実績金額で1.5%の増加と、いずれも前年並みから微増になっており、借換え利用が減少したことが主な要因と考えられています。

・2018年度の「フラット35」買取型動向
申請戸数:101,394戸(前年度比-9.4%)
実績戸数:76,972戸(前年度比-12.1%)
実績金額:2兆2,731億73,820,000円(前年度比-9.6%)
【借換え除く】
申請戸数:94,853戸(前年度比-2.4%)
実績戸数:70,517戸(前年度比-3.4%)
実績金額:2兆1,202億92,850,000円(前年度比-1.8%)

2018年度の「フラット35(買取型)」については、申請戸数が前年度より9.4%少ない101,394戸、実績戸数は2桁減となる12.1%のマイナスで76,972戸となっていました。金額も1割近く低下し、2兆2,731億7,382万円になっています。

借換え利用を除いた値では、減少幅が縮小され、申請戸数は前年度比2.4%の減少となる94,853戸、実績戸数は3.4%の減少で70,517戸でした。実績金額は前年度より1.8%少ない2兆1,202億9,285万円です。

・2018年度の「フラット35」保証型動向
申請戸数:13,271戸(前年度比+46.7%)
実績戸数:8,702戸(前年度比+79.2%)
実績金額:2,419億58,540,000円(前年度比+75.0%)
【借換え除く】
申請戸数:11,823戸
実績戸数:7,446戸
実績金額:2,118億19,200,000円

2018年度における「フラット35(保証型)」の申請戸数は、前年度より46.7%増加し、13,271戸となりました。「フラット35」全体に占める割合は11.6%となり、前年度より4.1ポイント上昇、1割を超えるまでになっています。実績戸数は前年度より79.2%増加して8,702戸、実績金額も75.0%のアップで2,419億5,854万円となっていました。

保証型が伸びた背景には、2017年10月と2018年5月に、新規で2機関が保証型の取り扱いを開始したことがあり、より利用検討が行いやすくなっているとみられます。

借換えを除いた保証型の申請戸数は、年度合計で11,823戸、実績戸数は7,446戸でした。実績金額は2,118億1,920万円にのぼります。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

独立行政法人住宅金融支援機構 プレスリリース一覧
https://www.jhf.go.jp/topics/2019.html

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