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【pickupニュース】19年3月の東京23区新築M価格、足立区が68%アップに

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マーキュリーが月例新築分譲マンション動向を発表
不動産ビッグデータを生かした情報プラットフォーム事業を展開する株式会社マーキュリーは15日、2019年3月分の実績速報データとなる東京23区の「新築分譲マンション動向」を発表しました。マーキュリーの独自調査によるもので、価格や面積、供給などに関する最新動向をみることができます。

・東京23区平均価格変動トップ10
1位 文京区:1億753.7万円(前年同月比+3,827.9万円)
2位 足立区:7,314.2万円(前年同月比+2,964.9万円)
3位 港区:1億55.7万円(前年同月比+2,824.8万円)
4位 杉並区:8,357.3万円(前年同月比+1,723.6万円)
5位 江東区:5,491.4万円(前年同月比+1,346.5万円)
6位 台東区:6,723.7万円(前年同月比+1,331.7万円)
7位 渋谷区:1億4,617.2万円(前年同月比+1,116.9万円)
8位 中野区:7,309.0万円(前年同月比+1,061.0万円)
9位 品川区:6,680.1万円(前年同月比+891.4万円)
10位 大田区:5,842.9万円(前年同月比+545.9万円)

・東京23区平均価格変動ワースト5
1位 千代田区:6,654.7万円(前年同月比-5,817.8万円)
2位 豊島区:3,220.7万円(前年同月比-5,069.3万円)
3位 墨田区:3,580.0万円(前年同月比-2,330.9万円)
4位 新宿区:6,525.8万円(前年同月比-1,576.3万円)
5位 江戸川区:3,878.3万円(前年同月比-880.5万円)

2019年3月の新築分譲マンション平均価格を、23区の区別に分析すると、前年同月との差額で最も上昇していたのは文京区でした。1億753.7万円と1億円超えで、前年同月より3,827.9万円の上昇になっています。続く2位は足立区の7,314.2万円で、前年同月より2,964.9万円アップしていました。

変動率では足立区の方が逆転し、68%の上昇で23区中トップ、文京区は55%の上昇で2位でした。3位の港区、5位の江東区も30%を超える上昇率で、大幅アップがみられています。23区で平均価格が1億円を超えたのは、トップの文京区と3位の港区、7位の渋谷区の3区でした。最高額は渋谷区の1億4,617.2万円です。

平均価格の変動における下位をみると、最も下落したのは千代田区の6,654.7万円で、前年同月には1億円超えだったところ、5,817.8万円の低下になっていました。豊島区も5,000万円を超える差がつき、3,220.7万円と、今回の東京23区内では最も低い平均価格にまで下落しています。同区は変動率で61%のマイナスでした。

前年同月比で差額がマイナスになったのはワースト8位の世田谷区までで、それ以外の地域は上昇しています。なお目黒区と葛飾区は、3月調査の対象供給物件がなく、データなしとなりました。

平均坪単価500万円超が3区、面積は60平米台が大半に
・平均坪単価
文京区:529.0万円(前年同月比+122.6万円)
足立区:365.5万円(前年同月比+156.6万円)
港区:583.8万円(前年同月比+27.5万円)
杉並区:435.4万円(前年同月比+115.2万円)
江東区:284.9万円(前年同月比-45.2万円)

平均価格の上位にランクインした5区について、平均坪単価をみると文京区、足立区、杉並区は前年同月より100万円を超える上昇で、坪単価の観点からも高額になっていることが解りました。一方、5位の江東区は45.2万円の下落になっています。

平均坪単価が最も高額だったのは、渋谷区の668.3万円、前年同月より78.1万円の上昇でした。500万円を上回ったのは、上記の文京区と港区、渋谷区の3エリアです。最も平均坪単価が低かったのは、江戸川区の189.4万円で200万円を下回り、前年同月より31.7万円の低下となっていました。

・平均面積
文京区:67.20平方メートル(前年同月比+10.9平方メートル)
足立区:66.16平方メートル(前年同月比-2.64平方メートル)
港区:56.94平方メートル(前年同月比+13.94平方メートル)
杉並区:63.46平方メートル(前年同月比-5.04平方メートル)
江東区:63.71平方メートル(前年同月比+22.21平方メートル)

平均面積は、平均価格上位区の場合、やはり拡大した地域が多くなっていました。しかし足立区と杉並区は微減になっています。東京23区全体を通じ、60平方メートル台が大半を占め、最も広かったのは渋谷区の72.31平方メートル、最も狭いのは豊島区の27.08平方メートルでした。渋谷区は前年同月比で3.29平方メートルの縮小、豊島区は40.32平方メートルもの縮小です。平均価格でワースト2になった豊島区ですが、価格低下は平均面積の大幅縮小が主な要因と考えられるでしょう。

・供給戸数トップ5
1位 文京区:375戸(前年同月比+254戸)
2位 大田区:327戸(前年同月比+260戸)
3位 板橋区:291戸(前年同月比+160戸)
4位 江東区:271戸(前年同月比-25戸)
5位 北区:238戸(前年同月比+202戸)

東京23区の新築分譲マンションで、2019年3月にあった供給戸数が多い順にランキング化すると、トップは文京区の375戸、2位が大田区の327戸でした。トップ2が300戸超の水準になっています。3位の板橋区も300戸に迫る291戸の供給がありました。

江東区は4位で271戸ですが、前年同月にもまとまった供給があり、25戸の減少になっています。前年同月に300戸を超えた区はみられず、200戸超えも4区に限られていました。今回は200戸オーバーが8区にまで広がり、目黒区、葛飾区では新規供給データなしとなったものの、比較的多くの供給がみられています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社マーキュリーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000018769.html

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