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【pickupニュース】平成世代の部屋選び、職住近接とSNS映えが鍵!

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UR都市機構が平成・昭和世代の暮らしに関する意識調査を実施
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は12日、いよいよ平成も残り50日と改元が迫る中、世代別の住まいや地域に関する考え方の違いを明らかにすべく「平成世代と昭和世代の暮らし意識調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

この調査は、2019年2月11日~2月13日、インターネットアンケート方式で行われたもので、16~29歳を平成世代、30~59歳を昭和世代として、10~50代の各年代男女100人ずつ、合計1,000人を対象にしています。

・都会か田舎か
【平成世代】
都会:19.3%
どちらかといえば都会:37.5%
どちらかといえば田舎:26.5%
田舎:12.0%
こだわりはない:4.8%
その他:0.0%

【昭和世代】
都会:19.7%
どちらかといえば都会:35.5%
どちらかといえば田舎:25.3%
田舎:10.3%
こだわりはない:8.8%
その他:0.3%

まず都会と田舎では、どちらに住みたいか尋ねたところ、平成世代・昭和世代とも「どちらかといえば都会」が最多で、「都会」の回答者が20%弱、合計した“都会派”がそれぞれ56.8%と55.2%で過半になりました。

一方で、より積極的に「田舎」を志向する傾向は、昭和世代よりも平成世代にやや強く、昭和世代の方が「こだわりはない」という人が多く見受けられます。

・住む“まち”を決める重視点(平成世代・昭和世代)
買い物環境が充実:58.0%・62.5%
職場・学校の近く:58.0%・41.3%
治安:49.0%・54.0%
医療サービスの充実:28.8%・43.3%
子育て環境が充実:25.5%・27.5%
家族・親戚の近く:23.0%・26.8%
友人の近く:14.5%・7.7%
まちのブランド:11.5%・5.3%
こだわりはない:5.3%・5.3%
その他:2.8%・2.5%

次に、自分が住む「まち」を決める際の重視点について、複数回答可で選択してもらうと、平成世代では「買い物環境が充実」していることと、「職場・学校の近く」であることが同率でトップになり、58.0%の支持を集めました。

これに対し昭和世代では、「買い物環境が充実」は平成世代よりさらに多い62.5%でトップでしたが、「職場・学校の近く」は4割程度とやや少なく、「治安」や「医療サービスの充実」を挙げる人がそれぞれ54.0%、43.3%で、平成世代よりかなり多い傾向がみられます。年齢的な問題も考えられますが、“職住近接”はより平成世代に求められているようです。

また、平成世代と昭和世代で差が開いたものとしては、「友人の近く」と「まちのブランド」があり、いずれも平成世代の方がダブルスコアに近い値で選択されていました。よりブランドと感じられる気に入った街で、コミュニティに根ざした生活をしたい、密なコミュニケーションをとりたいと望む人が多いものとみられます。

・住む“住宅”を決める重視点(平成世代・昭和世代)
家賃/価格:80.3%・72.3%
間取り:69.8%・74.0%
広さ:61.5%・53.7%
耐震性:46.8%・52.2%
日当たり:46.3%・68.3%
収納の充実:42.8%・52.0%
キッチンなど最新設備の充実:37.0%・31.5%
デザイン性:34.0%・22.2%
隣人:25.3%・41.3%
仲介手数料/更新料の額:21.0%・15.7%
共有施設の充実:11.5%・7.8%
こだわりはない:3.8%・3.8%
その他:0.5%・1.3%

次に、自分が住む「住宅」を決定する際の重視点を同様に尋ねると、平成世代では「家賃/価格」が80.3%でトップとなり、次いで「間取り」の69.8%、「広さ」の61.5%などとなりました。経済面として「仲介手数料や更新料の金額」を挙げる人も昭和世代を5ポイント超上回り、よりお金にシビアで現実的な面がみてとれます。

また「キッチンなど最新設備の充実」や「デザイン性」で昭和世代を上回り、とくに「デザイン性」は10ポイント以上の差が開きました。「広さ」とともにSNS映えするようなおしゃれさが求められているようだと分析されています。

一方、昭和世代ではわずかな差ではあるものの「家賃/価格」より「間取り」を重視する人が多く、さらに3位には「日当たり」が68.3%でランクインしました。こちらは平成世代を22ポイントも上回ります。また、「隣にどんな人が住んでいるか(隣人)」を気にする人も多く、平成世代を15ポイント強上回る41.3%にのぼりました。「耐震性」や「収納の充実」も昭和世代でより志向されています。

地域の社会奉仕活動交流やシェアリングを好む平成世代
・今住んでいる地域における家族以外との関わり
平成世代:50.5%
昭和世代:54.5%

今、住んでいる地域における家族以外の人との関わりがあるかどうかを尋ねた結果では、「ある」人が平成世代で50.5%、昭和世代で54.5%となりました。やや昭和世代が多くなっています。

関わり方としては、挨拶程度という人がいずれも最多ですが、昭和世代より平成世代の方が挨拶などでの軽い関わりをもっている人が多く、昭和世代はもう一歩踏み込んだ立ち話程度をする関係や自治会・町内会活動などでの交流が広くみられました。関わりをもっていない理由では、人付き合いが苦手、近所付き合いが面倒といった声が平成よりも昭和世代に多く、平成世代では、そもそも知り合う機会がないという人がより多い傾向になっています。

・参加したい地域の関わり(平成世代・昭和世代)
挨拶や立ち話:51.3%・55.0%
趣味サークル:28.5%・28.2%
スポーツ:23.0%・18.3%
ボランティア活動:16.8%・11.8%
地域のイベント交流:14.0%・19.3%
清掃・リサイクル活動:12.3%・11.2%
育児サークル:11.8%・9.2%
国際交流:11.3%・8.3%
町会/自治会:10.5%・18.5%
地域防災活動:10.0%・12.8%
多世代交流:6.3%・6.5%
高齢者支援:4.8%・5.7%
その他:3.5%・5.8%

続いて、地域とのどんな関わりなら、これから参加したいと思うか、具体的に尋ねると、平成世代・昭和世代とも「挨拶や立ち話」が最多で、2位が「趣味サークル」と、多くの人の支持を集めたものでは同程度の意向がみられる結果になりました。

しかしトップ3以下に注目してみると、昭和世代では「町会/自治会」や「地域のイベント交流」が人気なのに対し、平成世代では「スポーツ」のほか、「ボランティア活動」や「清掃・リサイクル活動」といった社会奉仕活動に参加したい意向が強いという違いが現れています。

・地域のシェアサービス利用意向(平成世代・昭和世代)
駐車場:27.8%・23.8%
自動車/自転車:26.3%・24.7%
住宅:16.5%・8.3%
食事:15.8%・13.5%
子育て:15.3%・13.5%
DIYグッズ/スペース:15.0%・14.2%
カメラなど趣味用品:14.8%・3.8%
畑:12.5%・19.8%
ペット:11.8%・8.7%
収納:10.5%・13.3%
お風呂:10.3%・6.8%
高齢者見守り:7.5%・15.7%
介護:5.8%・11.7%

住んでいる地域にあったら利用したいシェアサービスを選んでもらった結果では、「駐車場」と「自動車/自転車」といったすでに普及しているシェアリングサービスで、両世代とも4人に1人程度の高い回答率がみられました。

その他では、全体に平成世代が高い利用意向を示し、“シェア”する暮らしに慣れている、志向する傾向がうかがわれます。とくに「住宅」や「趣味用品」などは10ポイント以上、平成世代が高い値になっていました。ほかに「キッチン」や「衣服」も一定数の回答があり、昭和世代より積極的な姿勢が目立っています。

昭和世代でより望まれるのは、家庭菜園の流行を受けた「畑」や、年齢的に現実性の高い問題と直結する「介護」、「高齢者見守り」といったサービスになっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・UR都市機構調べ)


▼外部リンク

独立行政法人都市再生機構 プレスリリース
https://www.ur-net.go.jp/news/0312_honsya_research.html

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