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【pickupニュース】19年2月のレインズ既存M成約、件数・価格ともアップ

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不動産流通推進センターがレインズの物件動向を発表
公益財団法人不動産流通推進センターは11日、2019年2月に全国(東日本、中部圏、近畿圏および西日本)の指定流通機構へ成約報告のあった売買取引事例で、既存住宅に関するデータをとりまとめた物件最新動向のレポートを公開しました。

・全国既存マンション成約物件概況
成約件数:6,714件(前年同月比+3.21%)
成約価格:2,831万円(前年同月比+3.72%)
平米単価:42.46万円(前年同月比+3.45%)
専有面積:67.70平方メートル(前年同月比-0.22%)
築年数:21.71年(前年同月比+3.22%)

2019年2月におけるレインズ既存マンションの成約件数は、合計6,714件で、前年同月より3.21%増加しました。やや低調傾向が続いていましたが、今回は3カ月ぶりにプラスへ転じています。成約価格は2,831万円で、前年同月より3.72%上昇、平米単価も3.45%の上昇で42.46万円となりました。ともに2012年9月から66カ月連続のプラスで、緩やかに上昇を続けています。

専有面積は67.70平方メートルと、前年同月比で0.22%縮小、わずかながらマイナスになりました。築年数は21.71年で、前年同月より3.22%の延伸となっています。

・地域別既存マンション成約動向
【成約件数】
北海道:236件(前年同月比+6.31%)
東北:164件(前年同月比-11.35%)
北関東甲信越:95件(前年同月比+5.56%)
首都圏:3,427件(前年同月比+1.42%)
北陸:26件(前年同月比+8.33%)
中部圏:490件(前年同月比+8.17%)
近畿圏:1,670件(前年同月比+5.76%)
中国:132件(前年同月比-8.97%)
四国:46件(前年同月比+12.20%)
九州・沖縄:428件(前年同月比+10.59%)

【成約価格】
北海道:1,688万円(前年同月比-4.76%)
東北:1,742万円(前年同月比-5.00%)
北関東甲信越:1,453万円(前年同月比-8.24%)
首都圏:3,498万円(前年同月比+3.84%)
北陸:1,396万円(前年同月比-5.50%)
中部圏:2,038万円(前年同月比-0.21%)
近畿圏:2,395万円(前年同月比+8.22%)
中国:1,954万円(前年同月比-3.17%)
四国:1,189万円(前年同月比-22.11%)
九州・沖縄:1,984万円(前年同月比+11.96%)

成約報告のあった既存マンションの動向を地域別にみると、成約件数では東北と中国エリアが前年同月比でマイナスになったものの、それ以外の地域はすべてプラスとなっていました。とくに四国と九州・沖縄は、それぞれ12.20%、10.59%の増加で、2桁プラスになっています。全体に順調な成約増がみられる中、東北では前年同月より11.35%少ない164件にとどまり、他地域との差が顕著でした。

成約価格では、件数の多い首都圏と近畿圏が上昇を続けており、それぞれ前年同月比で3.84%、8.22%のアップで全体を牽引しました。また九州・沖縄エリアが今回は大きく伸び、11.96%の上昇で1,984万円を記録しています。

一方、それ以外の地方地域ではすべてマイナスとなり、下落傾向が確認されました。中部圏は0.21%のダウンとほぼ横ばいですが、件数の伸びた四国は前年同月比22.11%の大幅下落で、1,189万円にまで低下しています。大都市圏を中心とした上昇基調と、主に地方で進行する下落傾向がより一層明らかとなり、格差が広がっているとも考えられました。

既存戸建も成約順調、価格は再びプラスに
・全国既存戸建住宅成約物件概況
成約件数:3,178件(前年同月比+4.33%)
成約価格:2,281万円(前年同月比+0.74%)
建物面積:112.04平方メートル(前年同月比+0.38%)
土地面積:185.20平方メートル(前年同月比+0.10%)
築年数:24.51年(前年同月比+1.09%)

2019年2月に成約報告のあった全国の既存戸建住宅は3,178件で、前年同月より4.33%増加しています。これで4カ月連続の増加となりました。成約価格は2,281万円で、前年同月より0.74%上昇、微増ですが再びプラスに転じています。順調な成約が進んでいるようです。

建物面積は112.04平方メートルで前年同月より0.38%、土地面積は185.20平方メートルで0.10%、それぞれ拡張されました。およそ前年並みですが、わずかにプラスとなっています。築年数は24.51年で、前年同月より1.09%延びました。

・地域別既存戸建住宅成約動向
【成約件数】
北海道:159件(前年同月比-13.59%)
東北:142件(前年同月比-8.97%)
北関東甲信越:159件(前年同月比-7.02%)
首都圏:1,004件(前年同月比+5.91%)
北陸:85件(前年同月比+49.12%)
中部圏:262件(前年同月比-1.50%)
近畿圏:895件(前年同月比+0.34%)
中国:138件(前年同月比+25.45%)
四国:51件(前年同月比+10.87%)
九州・沖縄:283件(前年同月比+31.02%)

【成約価格】
北海道:1,494万円(前年同月比-7.69%)
東北:1,894万円(前年同月比+3.52%)
北関東甲信越:1,393万円(前年同月比+2.26%)
首都圏:3,186万円(前年同月比-1.89%)
北陸:1,442万円(前年同月比+3.36%)
中部圏:2,380万円(前年同月比+5.50%)
近畿圏:2,010万円(前年同月比+2.70%)
中国:1,651万円(前年同月比+1.84%)
四国:1,217万円(前年同月比-9.15%)
九州・沖縄:1,720万円(前年同月比+10.44%)

成約した既存戸建住宅について、地域別に分析・集計すると、成約件数では北海道、東北、北関東甲信越、中部圏の4エリアが前年同月比でマイナスになっていました。とくに北海道は13.59%と2桁減、東北、北関東甲信越も7~9%程度とややまとまった減少で、関東以北における成約が低調となっています。

これに対し西日本の成約は活発で、九州・沖縄が31.02%、中国で25.45%、四国で10.87%の前年同月比増を記録しました。また北陸エリアも好調で、前年同月比49.12%増の85件になっています。首都圏は前年同月比5.91%の増加で1,004件、近畿圏は0.34%の微増となる895件でした。

成約価格は北海道、首都圏、四国の3エリアがマイナスになり、それ以外の地域は前年同月比で上昇しました。件数では伸びた四国エリアですが、成約価格は下落幅が最も大きい9.15%のマイナスで1,217万円に低下しています。首都圏は前年同月比で1.89%の下落となり、3,186万円でした。大幅に上昇したのは九州・沖縄エリアで、前年同月より10.44%アップし、1,720万円となっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は不動産流通推進センター「レインズの物件動向について 2019年2月」公開資料より)


▼外部リンク

公益財団法人不動産流通推進センター 「レインズの物件動向について」データ提供ページ
https://www.retpc.jp/chosa/reins/reins_new/

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