クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】住まいのプロが見た!「実際の完成住宅と当初希望は違う」が7割超

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

SUVACOが専門家に聞いた「住まいづくりに関するアンケート」結果を公開
注文住宅やリノベーションなど、住まいの専門家に出会えるマッチングプラットフォーム「SUVACO」を運営するSUVACO株式会社は6日、同サービスに登録している建築家やリノベーション業者などを対象とする「住まいづくりに関するアンケート」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

この調査は、全国の「SUVACO」登録専門家にインターネットアンケート方式で、2019年2月5日~2月17日に行い、131人の有効回答を得たものとなっています。

・実際にできた家は当初の希望と異なる
よくある:29.0%
ある:22.1%
たまにある:24.4%
あまりない:16.0%
ない:8.4%

まずリフォームやリノベーションの実施、注文住宅の建築などに際し、相談に訪れた人が当初希望していた住宅と、実際にかたちにできた家、完成した住宅について、異なるものとなっていることがあるかどうか尋ねたところ、「よくある」と回答した専門家が最多の29.0%でした。

さらに「ある」の22.1%、「たまにある」の24.4%とあわせると、実に75.5%の人が違うことがあると感じていることになります。逆に、そうしたことは「ない」と回答した専門家は8.4%にとどまり、1割にも満たない状況でした。

・思い通りの家をつくることができる?(ユーザー向け調査)
できると思う:70.0%
できないと思う:14.8%
わからない:15.2%

一方、SUVACOが以前、会員ユーザー向けに行った調査で、自分は思い通りの家をつくれると思うかどうか尋ねた結果をみてみると、「できると思う」が70.0%にのぼっており、多くの人が当初の希望で実現できるものと考えていることが分かりました。「できないと思う」人は14.8%で、住宅専門家と一般の間には、大きな意識の差があるようです。

一般の相談者は自身の希望案で実現させよう、実現できると考えていても、実際には住まいとしてかたちにすることが困難な面がどこかに存在したり、相談者自身も気づいていない潜在ニーズがあって、進めていくプロセスの中でプランが変化していったりすることが多いと考えられます。

予算や意見の変化・割れで専門家も苦労
・相談者とのやりとりで困ったことがある
よくある:12.2%
ある:19.1%
たまにある:35.1%
あまりない:32.8%
ない:0.8%

次に、一般相談者とのやりとりで困った経験があるか尋ねた結果では、「よくある」が12.2%、「ある」が19.1%で、「たまにある」が最多回答の35.1%でした。「あまりない」も32.1%と多くなっていますが、「ない」は0.8%ときわめて少なく、「たまにある」以上の3つをあわせた回答率は66.4%にのぼります。

具体的な困ったポイントとしては、予算面で要望とのかけ離れや全体の予算自体が未決定なケースをはじめ、希望意見・要望面としても、夫婦間などで趣向や意見が分かれまとまりにくい、要望内容がよく変わる、何度も変更依頼があるといった例が挙げられました。

このほか、インターネット上の情報や書籍などで得た都合の良い情報に振り回され、それを相談者が鵜呑みにしているために、説得・説明に多くの時間を要することを困ることに挙げる人もみられています。

・“住宅迷子”になっている人の存在
多くいると思う:27.5%
いると思う:26.7%
ある程度はいると思う:23.7%
あまりいないと思う:19.1%
いないと思う:3.1%

結局のところどういった家に住みたいのか、自信でも分からず迷子のようになっている人を「住宅迷子」と定義したとき、そうした人がどのくらいいると思うか尋ねると、「多くいると思う」とした専門家は27.5%にのぼりました。

「いると思う」、「ある程度はいると思う」もそれぞれ26.7%、23.7%と高めの回答率になり、3つを合計すると77.9%もの人が「住宅迷子」はいるだろうと実感していることになります。

・“住宅迷子”の特徴
予算の具体的額を把握していない:47.3%
要望が多い:45.0%
住みたい家の具体的イメージができていない:40.5%
趣味や生活習慣などにこだわりが多い:20.6%
決まっていないことが多すぎる:13.7%
趣味や生活習慣などにこだわりが少ない:12.2%
要望が少ない:7.6%
その他:6.9%
あまり会話をしようとしない:6.1%
基本的に業者任せ:6.1%
家族が非協力的:5.3%
差し迫った「引っ越し理由」がある:3.1%
差し迫った「引っ越し理由」がない:2.3%

続けて、どのような人が「住宅迷子」になっている傾向が強いか、特徴を答えてもらうと、トップは「かけられる予算について具体的額を把握していない」の47.3%でした。次いで多いのは「要望が多い」の45.0%、3位が「自分が住みたい家の具体的イメージができていない」の40.5%です。

トップ3が以下を20ポイント近く引き離し、4割超えで多く挙げられており、主な特徴になっていると考えられました。予算やイメージの具体化が進められていないにもかかわらず、要望だけが方々に膨らんでいると、“住宅迷子”になってしまうようです。

4位以下では、「趣味や生活習慣などに関するこだわりが多い」ことや「決まっていないことが多すぎる」といった回答が続いていますが、次点には「趣味や生活習慣などに関するこだわりが少ない」、「要望が少ない」といった特徴も1割前後挙げられています。

「業者任せ」や「非協力的」といったものもみられ、そもそも消極的であるがゆえに住みたい家をつくれない、かたちにできないケースも見受けられることが分かりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

SUVACO株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000007697.html

PAGE TOP