クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】住まいの快適温度、非居室空間が課題

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

ダイキン工業が首都圏戸建居住女性を対象に調査を実施
ダイキン工業株式会社は18日、住宅内の「空気の課題」を解決することを目的に進めているさまざまな取り組みの一環として、「住宅内の非居室空間と寒さに関する実態調査」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

日本の一般的な住宅では、居室空間におけるエアコン設置などが進んでいるものの、非居室空間での設置率は低く、居室空間とそれ以外の空間での温度差が生じやすくなっています。このことが冬場のヒートショックリスクを高めるものともなっており、近年、温度差の解消と住まい空間の効率的な低温対策に関心が高まっています。

調査は、株式会社マクロミルへの委託により、2018年12月4日~12月5日、インターネットアンケート方式で実施されており、対象パネルは一戸建て住宅に住む首都圏(1都3県)の女性200人でした。なお、年齢の内訳としては、20歳代~50歳代までの年代刻みで、それぞれ50人ずつの割り当てになっています。

・宅内で冬場に寒さを感じる空間・場所
洗面室・脱衣室:71.0%
廊下:70.0%
玄関:67.5%
トイレ:59.5%
寝室:33.0%
キッチン:30.0%
リビング:25.0%
その他居室:14.5%
納戸(ロフト含む):12.0%
その他:2.5%
特にない:2.5%

住まいの中で冬場、寒さを感じる空間・場所があるか、複数回答可で尋ねたところ、「特にない」人は2.5%にとどまり、最も多かったのは「洗面室・脱衣室」の71.0%でした。次いで「廊下」も70.0%と高く、3位は「玄関」の67.5%になっています。さらに4位が「トイレ」の59.5%で続き、上位4つはいずれも非居室空間が占めました。

住宅内でも、主に非居室空間では、6~7割の女性が寒さを感じていると分かります。5位の「寝室」は3割強とスコアを大きく下げますが、居室空間ではトップで、「キッチン」を上回りました。

・住まい空間・場所別の暖房器具使用率
【居室空間】
リビング:99.0%
寝室:78.9%
その他居室:72.1%

【非居室空間】
玄関:2.5%
廊下:5.3%
納戸:5.3%
トイレ:6.3%
洗面室・脱衣室:31.6%
キッチン:58.2%

住まいの空間別に暖房器具の使用率を調べた結果では、居室空間がやはり圧倒的に高く、「リビング」で99.0%を占めたのを筆頭に、「寝室」でも78.9%と多くの人が何らかの暖房器具を利用していました。

それに対し、非居室空間では使用率がぐっと低くなり、高くても5%前後の場所が多くなっています。「洗面室・脱衣室」は、ヒートショック対策の啓発効果もあってか、31.6%と比較的高めになったものの、まだ導入されていないケースが7割近くを占めています。「キッチン」は過半の58.2%と高い値ですが、LDK空間でのエアコン使用が含まれるため、キッチンへの寒さ対策の実施実態以上に高い結果が導かれたものと考えられます。

使えば満足も“我慢”に頼る人が多数
・暖房器具を使っていない理由
その空間に設置されていないから:45.9%
寒くても我慢できるから:37.8%
必要性を感じていないから:35.7%
電気代や燃料代がもったいないから:29.6%
置く場所がないから:22.4%

非居室空間で暖房器具を使用していない理由を尋ねると、最多回答は「その空間に暖房器具が設置されていないから」の45.9%で、2位は「寒くても我慢できるから」の37.8%でした。7割近くの人が、主な非居室空間で寒さを感じている一方、暖房器具の使用・導入にはあまり積極的でなく、我慢できると考える人が多いことがうかがわれます。

「電気代や燃料代がもったいない」とする人も3割程度みられ、長く居る場所でないなら我慢すれば済む、その方が経済的と判断する傾向もあるようです。

・非居室空間での暖房器具満足度
とても満足:12.3%
やや満足:54.6%
あまり満足していない:26.9%
全く満足していない:6.2%

いずれかの非居室空間で暖房器具を用いている人に、その満足度を尋ねた結果では、「とても満足している」人が12.3%、「やや満足している」人が54.6%で、合計した66.9%の人は満足感をもっていました。一方で、「あまり満足していない」、「全く満足していない」とする人も、あわせて33.1%あります。

・導入暖房器具に満足していない理由
すぐに暖かくならない:37.2%
スペースをとって邪魔:32.6%
電気代、燃料代がかかる:32.6%
暖房効果が弱い:30.2%
消し忘れの不安がある:20.9%
火事の不安がある:14.0%
入り切りが面倒:9.3%
温度調節がうまくできない:4.7%
特に理由はない:20.9%

非居室空間で使用している暖房器具に満足していないとした人を対象に、その理由を回答してもらうと、「すぐに暖かくならないから」が37.2%で最多となりました。常に居る場所、長く過ごす場所ではないからこそ、必要な時にすぐ暖まる性能が求められていると分かります。

2位は「スペースをとって邪魔」と「電気代、燃料代がかかる」が同率の32.6%でランクイン、3位は「暖房効果が弱い」の30.2%でした。限られたスペースで効率よく暖めてくれる、性能と設置性が主なポイントになっているようです。

また「消し忘れの不安」や「火事の不安」、「入り切りの面倒さ」も一定数の回答を集めており、使うシーンが限られる非居室空間ならではの安全対策や利便性におけるニーズもうかがわれました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ダイキン工業株式会社によるプレスリリース(アットプレス)
https://www.atpress.ne.jp/news/177388

PAGE TOP