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【pickupニュース】18年12月末、REIT保有不動産は合計で約20.9兆円に

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ARESがマンスリーレポートを公開
一般社団法人不動産証券化協会(ARES)は1月30日、2019年1月分のマンスリーレポートを公開しました。不動産投資市場の最新動向などをみることができます。

・18年12月末私募REIT動向
投資法人数:28銘柄(前期比横ばい)
保有物件数:713物件(前期比+12物件)
保有不動産額:2兆8,826億円(前期比+358億円)
エクイティ出資総額:1兆7,251億円(前期比+115億円)

四半期ごとに公開されている私募REITの運用動向としては、対象となる投資法人数が28で前期と同じでしたが、保有物件数は713物件に増加、保有不動産総額も取得価格ベースで358億円アップし、2兆8,826億円となっていました。エクイティ出資総額は115億円増の1兆7,251億円です。

・私募REIT保有不動産種別構成比
オフィス:46.2%(前期比+0.3ポイント)
商業施設:12.4%(前期比-0.2ポイント)
住宅:19.8%(前期比+0.2ポイント)
物流施設:16.1%(前期比-0.2ポイント)
その他:5.6%(前期比横ばい)

・私募REIT投資家分布
地域金融機関:38.1%(前期比-0.1ポイント)
中央金融法人:26.4%(前期比-0.1ポイント)
年金:19.8%(前期比横ばい)
事業会社等:15.7%(前期比+0.2ポイント)

私募REITの保有不動産種別を構成比でみると、「オフィス」が最多の46.2%で、次いで多いのは「住宅」の19.8%でした。オフィス、住宅の2項目が微増しましたが、大きな変化はみられていません。

投資家の分布状況についても、前期とほぼ同様で、「地域金融機関」が最多の38.1%、2位が「中央金融法人」の26.4%です。「事業会社等」が微増し、前期より0.2ポイントアップの15.7%となりました。

・東京証券取引所情報
投資主数:834,030人(前回比+32,490人)
REIT保有金額:12兆6,418億円(前回比+8,515億円)
投資口数:7,221万口(前回比+約1,015万口)

東京証券取引所が明らかにした2018年8月分の「REIT投資主情報調査」(年2回発表)によると、投資主数は延べ人数で834,030人と、前回より32,490人増加しました。2014年8月の調査開始以来、増加傾向を8回連続で維持しています。

全投資部門のREIT保有金額は、時価総額合計で12兆6,418億円になり、前回より8,515億円増加しました。投資口数もおよそ1,015万口増加し、7,221万口になっています。

J-REIT投資口時価総額は前月比でやや減
・REIT市場動向
【保有不動産総額】
合計:20兆8,603億円(前月比+1,090億円)
J-REIT:17兆9,777億円(前月比+732億円)
私募REIT:2兆8,826億円(前月比+358億円)

【投資法人数】
合計:89銘柄
J-REIT:61銘柄
私募REIT:28銘柄

【物件総数】
合計:4,613物件
J-REIT:3,900物件
私募REIT:713物件

2018年12月末のREIT市場としては、保有不動産総額が取得価格ベースで、J-REITの17兆9,777億円と、私募REITの2兆8,826億円により、合計は20兆8,603億円となりました。前月より1,090億円のアップになっています。投資法人数は89銘柄、保有不動産の物件総数は4,613物件でした。

なお、2018年9月末時点の実績と比較すると、保有不動産物件数が全体で46物件の増加、保有不動産総額は1,880億円の増加となっています。

・18年12月末のJ-REIT動向
上場銘柄数:61銘柄(前月比横ばい)
時価総額:12兆9,703億円(前月比-2,758億円)
保有不動産額:17兆9,777億円(前月比+732億円)
東証REIT指数(配当なし):1774.06(前月比-42.9ポイント/-2.36%)
東証REIT指数(配当込み):3543.83(前月比-66.66ポイント/-1.85%)
予想分配金利回り:4.18%(前月比+0.11ポイント)
NAV倍率:1.05倍(前月比-0.02ポイント)

2018年12月末のJ-REITは、61銘柄が運用中で、投資口時価総額は前月より2,758億円少ない12兆9,703億円でした。率にして2.08%の減少となっています。ただし前年同月比でみると、1兆4,952億円の増加で、13.03%のアップと2桁増を記録していました。

配当なしの東証REIT指数は、前月より2.36%、42.9ポイントダウンし、1774.06となっています。配当込みの値も前月比で1.85%低下、66.66ポイントのダウンで3543.83でした。予想分配金利回りは前月を0.11ポイント上回る4.18%で、NAV倍率は前月比0.02ポイント減の1.05倍です。

・投資部門別売買状況
証券会社自己:329億円(前月比+535億円)
海外投資家:150億円(前月比-730億円)
日本銀行:72億円(前月比+60億円)
事業法人:12億円(前月比+46億円)
生保・損保:11億円(前月比-22億円)
その他金融機関:4億円(前月比+55億円)
その他法人等:1億円(前月比+38億円)
証券会社委託:-6億円(前月比+2億円)
投資信託:-11億円(前月比+204億円)
個人:-253億円(前月比-113億円)
銀行(日銀除く):-336億円(前月比-57億円)

2018年12月の投資部門別売買状況をみると、日銀を除く「銀行」、「個人」、「投資信託」、「証券会社委託」は売り越しで、「銀行」が最も多い336億円の売り越しでした。

買い越しとなった中で額が最多だったのは「証券会社自己」の329億円です。「海外投資家」は次いで多い150億円の買い越しでしたが、前月に比べると730億円のマイナスで、最も幅の大きな変動になりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は「ARESマンスリーレポート 2019年1月」公開資料より)


▼外部リンク

一般社団法人不動産証券化協会 「ARESマンスリーレポート」資料提供ページ
https://j-reit.jp/report/

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