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【pickupニュース】18年上半期の首都圏マンション、完成191件でやや増

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不動産経済研究所が首都圏のマンション完成物件動向を発表
株式会社不動産経済研究所は16日、首都圏における2018年上半期(1~6月)のマンション完成物件動向を調査し、その結果を公開しました。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県に位置し、2018年6月以前に発売となった物件を調査集計対象としています。

・首都圏の完成物件動向概要
物件数:191物件(前年同期比+7件/+3.8%)
総戸数:18,882戸(前年同期比+1,383戸/+7.9%)

2018年上半期に完成、発売となった首都圏マンションは191物件で、前年同期より7物件の増加になっていました。総戸数も18,882戸で、1,383戸増加し、率にして7.9%のアップとなっています。

・完成戸数地区別ランキング
1位 国分寺市:1,109戸(3物件)
2位 北区:1,008戸(4物件)
3位 小平市:922戸(1物件)
4位 港区:804戸(8物件)
5位 松戸市:663戸(4物件)
6位 藤沢市:629戸(3物件)
7位 世田谷区:603戸(7物件)
8位 中野区:578戸(2物件)
9位 八潮市:559戸(2物件)
10位 新宿区:543戸(6物件)

完成したマンションの総戸数を地区別にランキング化すると、トップは「国分寺市」の1,109戸でした。物件数は3物件ながら、各マンションの規模が大きかったものとみられ、2位に約100戸の差をつけた1位となっています。

2位は「北区」で1,008戸、4物件でした。東京23区内ではトップ、全体の地区別でもトップの国分寺市とともに、1,000戸を上回ったエリアとして存在感を放っています。3位は「小平市」で1物件の大型案件が完成したことから、922戸の供給になっています。

トップ20でみた物件数の最大は、総戸数で13位になる「中央区」の9物件で、続く2位は総戸数4位の「港区」と19位の「文京区」が8物件という結果でした。いずれも東京23区で、比較的コンパクトな物件の完成が多くなっているためと考えられます。

駅徒歩分数別では6~10分が45.1%で最多
・エリア別完成動向
【物件数】
都区部:91物件(前年同期比-1物件)
都下:21物件(前年同期比横ばい)
神奈川県:40物件(前年同期比+5物件)
埼玉県:26物件(前年同期比+9物件)
千葉県:13物件(前年同期比-6物件)

【総戸数】
都区部:7,108戸(前年同期比-744戸)
都下:3,832戸(前年同期比+1,452戸)
神奈川県:4,194戸(前年同期比+1,009戸)
埼玉県:2,526戸(前年同期比+253戸)
千葉県:1,222戸(前年同期比-587戸)

エリア別でまとめた2018年上半期のマンション完成動向は、物件数で都区部と千葉県が前年同期より減少、都下が横ばいとなっています。埼玉県は9物件の増加で26物件を数えました。

総戸数は、物件数で減少した2エリアの都区部と千葉県がやはり前年同期比で減少、その他は増加になっています。こちらで最も増加幅が大きかったのは、都下の1,452戸増で、3,832戸でした。これに続く神奈川は、1,009戸の増加でエリア中最大の4,194戸になっています。

都区部のシェアは物件数で47.6%、戸数で37.6%となり、いずれも50%を下回りました。中心部での不動産高騰傾向もあり、やや周辺部のシェアが高くなっています。

・首都圏マンションの駅徒歩分数別完成動向
徒歩5分以内:82物件/7,534戸(42.9%/39.9%)
徒歩6~10分:80物件/8,514戸(41.9%/45.1%)
徒歩11分以上:26物件/2,462戸(13.6%/13.0%)
バス利用:3物件/372戸(1.6%/2.0%)

マンション完成物件を駅徒歩分数別で分析すると、首都圏全体では、駅から「徒歩6~10分」が8,514戸で全体の45.1%を占め、最も多くなっていました。一方、物件数では「徒歩5分以内」が逆転し、82物件のシェア42.9%でトップ、「徒歩6~10分」は80物件、41.9%になっています。

エリア別とかけ合わせると、都区部では「駅徒歩5分以内」が物件数、戸数ともシェア50%を上回るトップで、46物件、3,673戸でした。「バス利用」に該当する物件はありません。都下になると物件数は「駅徒歩5分以内」と「駅徒歩6~10分以内」が並び、戸数で「6~10分以内」がトップに。エリア全体の58.7%を占めるものとなっていました。

神奈川県では戸数で「5分以内」がトップとなったものの、シェアは37.3%で、「6~10分以内」も37.1%と僅差で続き、物件数では後者が上回っています。埼玉県では戸数で「6~10分以内」が全体の56.1%と多数を占めたものの、「徒歩11分以上」のケースも「5分以内」より多い23.0%みられ、全体に分散化していました。千葉県は戸数で「徒歩5分以内」が45.6%のトップ、物件数では「徒歩6~10分以内」が46.2%のシェアで最多になっています。

・2018年下半期見込み
物件数:160物件前後
総戸数:15,000戸前後

なお2018年下半期は、物件数で160物件、総戸数が15,000戸程度の完成になる見通しで、年間として完成動向の平準化が進んだものの、これまで通り2月、3月がピークとなる傾向に変わりはないと予想されました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社不動産経済研究所 「首都圏マンション2018年上半期完成物件動向」プレスリリース資料提供ページ
https://www.fudousankeizai.co.jp/mansion

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