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【pickupニュース】18年8月の不動産価格指数、2.2%アップで45カ月連続の上昇

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国土交通省が最新の不動産価格指数データを公開
国土交通省は28日、2018年8月分の不動産価格指数(住宅)と、第2四半期分の不動産価格指数(商業用不動産)のデータ公開を開始しました。不動産価格指数は、IMFなどによる国際指針に基づき、不動産市場価格の動向を示すものとして、国土交通省が作成・発表しているものです。指数は2010年の平均値を100として示されます。

・全国不動産価格指数(住宅)の動向
住宅総合:111.9(前年同月比+2.2%)
住宅地:101.4(前年同月比+2.1%)
戸建住宅:101.2(前年同月比-0.3%)
マンション(区分所有):142.2(前年同月比+4.6%)

2018年8月における、全国の不動産価格指数は、住宅総合が111.9となり、前月に比較すると1.0ポイント下げましたが、前年同月比では2.4ポイント、率にして2.2%のプラスとなり、45カ月連続の上昇を記録しました。緩やかな上昇基調を続けています。

住宅地は101.4で、前年同月比2.1%の上昇、区分所有マンションは4.6%の上昇で142.2まで伸びています。一方、戸建住宅は前年同月比で0.3%のマイナスと唯一下落、わずかながら指数値を下げる結果となりました。

・地域ブロック別住宅総合不動産価格指数動向
北海道:122.8(前年同月比+7.9%)
東北:121.3(前年同月比+3.5%)
関東:112.9(前年同月比+1.6%)
北陸:106.1(前年同月比+0.4%)
中部:97.4(前年同月比-2.8%)
近畿:113.0(前年同月比+4.3%)
中国:111.4(前年同月比+6.5%)
四国:103.3(前年同月比+6.1%)
九州・沖縄:119.6(前年同月比+4.4%)

地域のブロック別で住宅総合の不動産価格指数をみると、中部地方のみ100を下回ったほか、前年同月比もマイナスで、2.8%の低下、97.4とやや低調な傾向になっていました。中部地方以外のブロックは、全て前年同月比でプラス、指数値も100を上回る水準となっています。

最も上昇幅が大きかったのは北海道地方で、前年同月比7.9%のプラス、122.8となりました。中国地方、四国地方も6%を超えるやや大きめの改善傾向になっています。

・東京都の不動産価格指数動向
住宅総合:126.0(前年同月比+2.1%)
住宅地:111.6(前年同月比-3.8%)
戸建住宅:113.5(前年同月比+3.2%)
マンション(区分所有):143.7(前年同月比+3.9%)

東京都の不動産価格指数を各項目で分析すると、住宅総合は前年同月より2.1%アップし、126.0になっていました。戸建住宅は3.2%の上昇で113.5、区分所有マンションは3.9%の上昇で143.7にまでなり、かなり高い指数値となっています。

一方で住宅地は前年同月比3.8%の低下、111.6になりました。なお110を上回る指数を維持していますが、今後の動向に注意したいところです。

商業用不動産は全てで上昇、総合が123.1に
・全国商業用不動産の価格指数動向概要
商業用不動産総合:123.1(前年同期比+5.9%)
建物付土地総合:131.0(前年同期比+4.8%)
土地総合:103.1(前年同期比+5.7%)

2018年第2四半期の商業用不動産価格指数は、総合が123.1で前年同期より5.9%の上昇となりました。第1四半期に比較すると0.5ポイント低い指数値ですが、概ね堅調な推移にあるといえます。

建物付土地総合は前年同期より4.8%アップの131.0、土地総合も5.7%のアップで103.1になりました。土地総合も100を上回ったことで、全項目が2010年平均を超える水準にまで回復しました。

・用途別商業用不動産価格指数動向
店舗:135.9(前年同期比+0.5%)
オフィス:133.2(前年同期比+6.6%)
倉庫:126.1(前年同期比+10.9%)
工場:106.5(前年同期比+10.8%)
マンション・アパート(一棟):134.3(前年同期比+1.4%)
商業地:103.0(前年同期比+7.2%)
工業地:103.0(前年同期比+3.3%)

商業用不動産価格指数を用途別でみると、今期は全項目で100を上回ったほか、前年同期比でプラスを記録する結果となっていました。店舗は前年同期比0.5%のプラスと、微増ながら135.9の指数値をキープしています。オフィスは引き続き好調で、6.6%のプラスとなる133.2、倉庫、工場は前年同期比で10%を超える2桁増になり、それぞれ126.1、106.5となりました。

一棟マンション・アパートも前年同期より1.4%上昇し、134.3に伸びています。商業地、工業地はいずれも103.0で100を上回り、前年同期比がそれぞれ7.2%、3.3%の上昇です。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/kakaku3011.html

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