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健美家株式会社は6日、同社が運営する不動産投資と収益物件の総合情報サイト「健美家」会員を対象とした「不動産投資に関する意識調査（第10回）」を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

調査は2018年10月10日～10月24日、インターネットアンケート方式で実施、「健美家」登録会員約76,000人に参加を呼びかけ、386の有効回答を得たものとなっています。

・1年前と比較した融資環境
厳しくなった：59.8％（前年比＋7.5ポイント）
特に変化は感じていない：39.4％（前年比＋0.9ポイント）
緩くなった：0.8％（前年比－8.4ポイント）

まず金融機関の融資状況について、この1年間での変化を尋ねると「厳しくなった」とする投資家が59.8％で、前年より7.5ポイント増加、「緩くなった」という回答は8.4ポイント減少して0.8％にとどまっています。「特に変化は感じていない」人も微増して約4割となっていますが、全般的に融資環境が厳しくなっている状況がうかがわれました。

・融資の厳しさを感じる具体的理由
自己資金割合が増えた：67.1％
融資はしていないと言われた：17.7％
金利が上昇した：8.7％
融資期間が短くなった：6.5％

融資環境が「厳しくなった」と感じている人に、具体的な理由を選んでもらうと、最多は「自己資金の割合が増えた」の67.1％でしたが、そもそも「融資はしていないと言われた」人も17.7％みられます。

一方で「自己資金の割合が増えた」という人でも、4月以降に物件を購入している人では、フルローンで購入しているケースも一定数あり、金融機関に自己資金を求められても妥協することなく、共同担保や別機関への打診などで融資を引き出している様相もうかがわれます。

・今年4月以降の物件購入
購入した：39.9％（前回比＋3.2ポイント）
購入していない：60.1％（前回比－3.2ポイント）

前回調査時の2018年4月以降に物件を購入したかどうか尋ねた設問では、「購入した」人が39.9％となり、前回よりも3.2ポイント増加、約4割が新たに購入を行っていました。融資環境は厳しくなっているものの、購入意欲は依然高く、実際に購入にいたった人も多いようです。

・購入物件
一棟アパート：36.4％
区分所有マンション：25.3％
戸建：20.8％
一棟マンション：8.4％
一棟ビル：1.9％
太陽光発電：1.9％
土地：1.3％
その他：3.9％

前回調査時以降に収益物件の購入を行った投資家に対し、その物件種別を尋ねると「一棟アパート」が最多の36.4％でした。次いで多いのは「区分所有マンション」の25.3％、「戸建」20.8％などとなっています。前年の調査とほぼ同様で、人気の物件種別に大きな変化はみられていません。

・1年前と比較した収益物件価格
まだ上昇している：26.7％
下がり始めた：37.0％
変動はない：36.3％

次に、現在の収益物件価格について、1年前と比較してどう思うか問うと、「価格はまだ上昇している」とする人は26.7％でやや少なめになり、「下がり始めた」との回答が37.0％にのぼりました。しかし「価格の変動はない」という人も36.3％で、現状価格への見方は、投資家によってかなり分かれる結果になっています。

・今後の物件価格
上がる：21.8％
下がる：41.7％
変わらない：36.5％

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催まで2年を切った現在として、今後の物件価格がどうなると予想するか尋ねた設問では、「上がる」との回答が21.8％で、「下がる」とみる人が20ポイントほど多い41.7％になりました。「変わらない」とする人も36.5％で多くなっていますが、すでに高騰している物件価格は、今後やや低下してくると見込んでいる投資家も多いようです。

「下がる」とした人の回答理由では、現在の価格が高すぎるとする声のほか、「スルガショックによる融資の引き締め」など、融資状況の変化をあげる声が多く、五輪特需よりも昨今の融資環境の方を影響の大きなものととらえている様子もうかがわれました。

・物件探し
積極的に探している：56.0％
様子をみている：38.9％
探していない：5.2％

直近の状況として、物件探しを行っているかどうか尋ねると、「積極的に探している」という人が過半の56.0％で、「様子をみている」人の約1.4倍になりました。「探していない」人はわずか5.2％で、投資家の意欲は全体に高く、今なお収益物件を積極的に探している傾向が強いようです。

・探している物件の種別
一棟アパート：73.6％
一棟マンション：48.6％
戸建：48.6％
区分所有マンション：30.6％
一棟ビル：14.8％
店舗事務所：8.3％
土地：4.2％
太陽光発電：0.5％
ホテル：0.5％

物件を「積極的に探している」とした人に、どんな種別の収益物件を探しているか質問した結果では、圧倒的に「一棟アパート」が多く73.6％でトップでした。「一棟マンション」と「戸建」が同率の48.6％でこれに続き、「区分所有マンション」も30.6％と3割超にのぼっています。

なお物件地域では、「東京、神奈川、千葉、埼玉」の1都3県が61.6％で多くを占めたものの、地方エリアも一定層の支持を集め始めており、「北関東」が19.4％、「関西」で14.8％、「北海道」の13.4％などが高いポイントとなっていました。

ピックアップニュースは以上になります。
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今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください！

（画像はプレスリリースより）
（調査内容・「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家（けんびや）」）


▼外部リンク

健美家株式会社　プレスリリース
https://www.kenbiya.com/press/pre2018-11-06.html

「不動産投資に関する意識調査（第10回）」詳細結果報告ページ
https://www.kenbiya.com/info/user_anquite_result201810.html