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【pickupニュース】都心5区の賃貸M、人口増と供給減で賃料アップに

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LMCが都心主要5区の最新マンション動向を発表
リーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社(LMC)は3日、2018年4月までのデータをまとめた、都心主要5区の人口と賃貸マンション募集戸数の推移に関する調査結果を公開しました。

なお、調査における都心主要5区とは中央区、港区、渋谷区、新宿区、千代田区を指し、対象とした賃貸マンションは築10年以内のRC・SRC造タイプになっています。

・千代田区の推移
直近1年の人口:+2.6%
直近1年のマンション募集戸数:-4.2%
直近8年の人口:+32.4%
直近8年のマンション募集戸数:-74.9%
募集坪単価平均:坪あたり16,413円(2010年同期比+17.5%)

千代田区の推移をみると、人口は2017年4月~2018年4月の直近1年で2.6%増加しています。これに対し、マンションの募集戸数は4.2%の減少で、供給不足の傾向があることが分かりました。

また、2010年4月~2018年4月の直近8年における人口の推移をみると、緩やかな上昇傾向が続いており、32.4%の増加となっていました。この期間のマンション募集戸数はおよそ減少傾向で、比較すると74.9%もの減少になっています。

2018年4月時点での募集坪単価平均は、坪あたり16,413円で、2010年4月と比較すると17.5%の上昇でした。2016年1月にピークとなった坪単価平均は、15,000円台にいったん下落しましたが、再び上昇し2018年に入ってからは16,000円台となっています。

・中央区の推移
直近1年の人口:+4.6%
直近1年のマンション募集戸数:-30.2%
直近8年の人口:+31.0%
直近8年のマンション募集戸数:-65.4%
募集坪単価平均:坪あたり14,931円(2010年同期比+13.4%)

中央区における直近1年の人口は4.6%の増加で、対するマンション募集戸数は30.2%の大幅減少でした。直近8年でみても、増加を続ける人口は31.0%のプラスとなっていますが、マンション募集戸数はおよそ減少傾向で、65.4%のマイナスになっています。

募集坪単価平均は、2018年4月時点で坪あたり14,931円となり、2010年の4月と比較すると13.4%の上昇になっていました。2013年頃までは横ばいの推移が続いていましたが、2014年からは徐々に上昇傾向となり、2017年には大幅アップ、2018年は15,000円台前後での動きとなっています。

いずれも人口増・供給減が続く傾向に
・港区の推移
直近1年の人口:+1.7%
直近1年のマンション募集戸数:-31.2%
直近8年の人口:+25.2%
直近8年のマンション募集戸数:-80.2%
募集坪単価平均:坪あたり18,805円(2010年同期比+20.0%)

港区の2017年4月~2018年4月、直近1年の人口推移は1.7%の増加でした。一方マンションの募集戸数は31.2%の減少と、かなり限定的なものになっています。2010年4月~2018年4月でみた直近8年の人口推移は、緩やかな増加が長く続いていることから25.2%の増加となっていました。しかし、この期間のマンション募集戸数は80.2%の減少と、大幅なマイナスになっています。

2018年4月時点の募集坪単価平均は、坪あたり18,805円で、2010年4月と比較すると20.0%の上昇でした。緩やかな下落傾向から横ばい、上昇、再び横ばいの傾向を経て、直近は大きく伸びてきています。

・新宿区の推移
直近1年の人口:+1.0%
直近1年のマンション募集戸数:+10.6%
直近8年の人口:+6.2%
直近8年のマンション募集戸数:-52.1%
募集坪単価平均:坪あたり15,135円(2010年同期比+9.1%)

新宿区の直近1年における人口推移は1.0%の増加で、マンション募集戸数も10.6%の増加でした。直近8年でみると、人口は他の区に比べると小幅な増減を繰り返しながら徐々に増加する傾向がみられ、全体で6.2%の増加となっていました。一方この期間のマンション募集戸数は、52.1%の減少になりました。減少傾向が2013年4月に底を打ち、いったん増加した募集戸数でしたが、2015年からはやや減少、2016年以降はやや少なめでの横ばい供給が続いています。

募集坪単価は、2018年4月で坪あたり15,135円が平均となり、2010年4月に比較すると9.1%の上昇となっています。2012年に急騰、2013年4月に急落した新宿区の坪単価平均は、それ以降およそ上昇傾向にあり、直近では15,000円台にのった高めの推移となっていました。

・渋谷区の推移
直近1年の人口:+1.0%
直近1年のマンション募集戸数:-32.5%
直近8年の人口:+13.2%
直近8年のマンション募集戸数:-77.8%
募集坪単価平均:坪あたり16,536円(2010年同期比+7.4%)

直近1年の渋谷区における人口推移は1.0%の増加で、これに対しマンション募集戸数は32.5%の減少となりました。供給はかなり少ないものとなっています。直近8年の推移でみると、人口は緩やかに増加しており、13.2%の増加でした。一方マンション募集戸数は年々限定的となり、77.8%もの減少になっています。

2018年4月時点の募集坪単価平均は、坪あたり16,536円で、2010年の4月と比較すると7.4%の上昇でした。供給数がきわめて限られている中では低めの上昇率ですが、2010年ですでにある程度高水準にあったこともあると考えられ、やはり上昇傾向を続けているといえます。一度は17,000円台ともなりましたが、やや増減を繰り返し、最近は16,000円台後半から17,000円程度での推移になっています。

調査対象となった主要都心5区では、全体として人口の増加に対し、築10年以内の賃貸マンション供給が減少傾向にあり、それを反映して募集坪単価の上昇が続いているようです。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

リーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社 プレスリリース
https://lmc-c.co.jp/

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