クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】20年度の建設投資見通し、前年度比3.4%減の約63.2兆円

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

国土交通省が今年度の「建設投資見通し」を発表
国土交通省は12日、2020年度の「建設投資見通し」について、データ資料をとりまとめ、その公開を開始しました。これは国内の全建設活動について、出来高ベースの投資額を推計したものです。

建設投資は、国内の社会経済活動や市場動向などに与える影響が非常に大きいため、建設市場の規模とその構造を明らかにすべく、国土交通省が毎年度作成、発表を行っており、1960年度から継続されてきました。

・2020年度の建設投資見通し概要
建設投資総額:63兆1,600億円(前年度比-3.4%)
政府投資:25兆6,200億円(前年度比+3.1%)
民間投資:37兆5,400億円(前年度比-7.3%)

2020年度における建設投資の総額は63兆1,600億円の見通しとなり、前年度に比べると3.4%の減少でした。2014年度以降、前年度を上回る成長基調を続けてきていましたが、今回減少に転じています。

内訳をみると、政府投資は25兆6,200億円で、前年度に比べ3.1%の増加となっていましたが、民間投資が37兆5,400億円で、前年度より7.3%減少していました。前年度は40兆円を超えた民間投資が、ややまとまった減少幅でマイナスとなったことが響いています。

全体における構成比率では、政府投資が41%、民間投資が59%でした。

民間の建設投資が全般に低調
・民間投資の内訳
民間住宅建築投資:15兆200億円(前年度比-8.1%)
民間非住宅建設投資:16兆2,500億円(前年度比-7.2%)
民間建築補修(改装・改修)投資:6兆2,700億円(前年度比-5.9%)

民間投資をさらに細かい内訳でみていくと、いずれの項目も前年度比でマイナスとなりましたが、とくに「民間住宅建築投資」が8.1%の減少で、15兆200億円にとどまっていました。民間非住宅建築投資と民間土木投資を合計した「民間非住宅建設投資」も、前年度より7.2%減少し、16兆2,500億円となりました。

「民間建築補修投資」は前年度より5.9%減少し、6兆2,700億円になっています。それぞれの構成比率は、「住宅建築投資」が40%、「非住宅建設投資」で43%、「建築補修投資」が残りの17%でした。

・政府投資の内訳
政府住宅建築投資:6,700億円(前年度比+3.1%)
政府非住宅建築投資:4兆1,800億円(前年度比+3.0%)
政府建築補修(改装・改修)投資:1兆4,300億円(前年度比+2.9%)
政府土木投資:19兆3,400億円(前年度比+3.1%)
 うち公共事業:16兆9,300億円(前年度比+3.1%)
 うちその他:2兆4,100億円(前年度比+3.0%)

政府投資について内訳をみていくと、いずれの項目も前年度比で3%前後の増加となっていました。「政府住宅建築投資」は前年度に比べ3.1%増となる6,700億円の見通しです。「政府非住宅建築投資」は、3.0%の増加で4兆1,800億円となりました。

「政府建築補修投資」は、前年度より2.9%増加し、1兆4,300億円になっています。全体に占める割合が多い「政府土木投資」は、合計で19兆3,400億円となり、前年度より3.1%増加していました。

土木投資の内訳では、「公共事業」が16兆9,300億円、「その他」が2兆4,100億円と推計されています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は国土交通省「建設投資見通し」概要資料より)


▼外部リンク

国土交通省 報道発表資料
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000940.html

PAGE TOP