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【pickupニュース】首都圏・賃貸住まいの約3人に1人、新型コロナで地方移住を検討

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COVID-19のパンデミックで変わる住まい意識
スマートアイデア株式会社(以下、スマートアイデア)は17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が深刻化する今、一般生活者における最新の住宅購入と住宅ローンへの意識を調査するため、アンケートを実施し、その結果を公開しました。

調査は、スマートアイデアが提供する家計簿アプリ「おカネレコ」・「おカネレコプラス」ユーザーの全国10代~70代男女を対象に、2020年9月2日~9月7日の期間、インターネット・アンケート方式で行っています。回収できた有効回答サンプル数は、966人分でした。

・住宅購入の検討状況
【全体】
これから購入(ローンを組む予定):11.8%
すでに購入しローンを組んでいる:41.7%
購入予定なし:46.5%

【年代別】(これから購入/すでに購入/予定なし)
20代:22.7%/19.1%/58.2%
30代:19.1%/50.2%/30.7%
40代:8.9%/53.5%/37.5%
50代:7.2%/41.1%/51.7%
60代:2.4%/22.4%/75.3%
70代:なし/4.3%/95.7%

現在住宅購入を検討しているかどうか尋ねたところ、全体では「これから購入する(ローンを組む予定)」つもりである人が11.8%と、1割強が検討中でした。年代別では、やはりこれから住宅を購入するメイン層である20代、30代が多く、それぞれ22.7%、19.1%と、2割前後で全体平均より10ポイント程度多くなっています。

「すでに購入しローンを組んでいる」人は、全体で41.7%、こちらは30代、40代で過半となり、40代が最多の53.5%でした。

「購入の予定はない」とした人は、全体で46.5%と半数弱、年代別でみると、30代、40代で3~4割未満と少なめになっています。一方、70代になると「購入予定なし」が95.7%まで増加、もうこれから新しくすることは考えていないという人が多かったようです。

・新型コロナ前後での住宅購入に対する意識変化
【全体】
意識が変わった:12.4%
変わらない:87.6%

【賃貸(一戸建て、集合住宅)】
意識が変わった:15.6%
変わらない:84.4%

【持ち家(一戸建て、集合住宅)】
意識が変わった:9.4%
変わらない:90.6%

「これから購入する(ローンを組む予定)」、または「購入の予定はない」とした人を対象に、COVID-19の感染拡大前と現在とを比べて住宅購入への意識変化があったかどうかを尋ねたところ、全体の12.4%で「意識が変わった」との回答がみられました。

住宅タイプ別では、とくに賃貸(一戸建て、集合住宅)住まいの人に「意識が変わった」という人が多く、15.6%にのぼっています。持ち家の人が1割を切っているのに対し、6ポイント超の差がありました。

・意識変化の内容
持ち家志向に変わった:70.8%
購入を見送ることにした/以前より慎重になった:29.2%

意識に変化があったとした人に、どのような変化があったかを尋ねた結果では、「持ち家志向に変わった」という人が7割超で、「自宅で過ごす時間が増え、快適さを求めて購入を検討するようになった」、「感染予防のためにも一部屋が広い家が良い」といった声が多く寄せられたそうです。

他の人との接触可能性が高く、専有面積も限定的となりやすい賃貸より、ゆったりと近親者のみで暮らせる持ち家に、安心・安全なイメージと、在宅時間を充実させやすいイメージ、自由にくつろげる快適性の高さが見出され、持ち家の方が良いと考える傾向が出てきていると考えられました。

一方、「購入を見送ることにした/以前より慎重になった」という人も3割弱あり、経済への深刻な影響から「収入減が予見されるためローンを組むことに以前より慎重となっている」、「購入しない方向に変わった」といった回答もあったと報告されています。

感染リスクの高い主要都市で移住検討者が増加
・地方や他県への移住検討状況
【住宅のタイプ別】
全体:12.7%
賃貸(一戸建て):36.0%
賃貸(集合住宅):26.2%
社宅・寮:20.0%
持ち家(集合住宅):7.1%
持ち家(一戸建て):5.5%
その他:28.6%

【都道府県別トップ10】
東京都:19.6%
大阪府:11.6%
神奈川県:10.7%
埼玉県:6.3%
愛知県:6.3%
千葉県:5.4%
静岡県:3.6%
兵庫県:2.7%
北海道:2.7%
沖縄県:2.7%

COVID-19の感染拡大を受け、地方や他県への移住を検討するようになったかどうか、現在の状況を尋ねたところ、「検討している」とした人の割合が、全体では12.7%となりました。

これを現居住の住宅タイプ別でみていくと、「賃貸(一戸建て)」住まいの人が36.0%で最も高く、次いで「賃貸(マンションなど集合住宅)」の人の26.2%でした。また「社宅・寮」住まいの人も20.0%とこれに続いて高くなっています。

やはり賃貸物件や、クラスター化のリスクも高いことが明らかになった寮のようなところに住んでいる人が、積極的に移住を望み、検討しているとみられます。

都道府県別に分析した結果では、圧倒的に「東京都」で移住検討者が多く、19.6%にのぼりました。次いで「大阪府」の11.6%、3位が「神奈川県」の10.7%です。感染者が多く報告されている大都市圏やその周辺地域が上位に目立ち、また感染の急速な拡大に危機感が高まった北海道や沖縄県もトップ10内に入っています。

・地方や他県での住宅購入検討状況
検討している:55.9%
検討していない:44.1%

地方や他県への移住を検討している人に、移住先で住宅を購入するつもりかどうか、検討状況を尋ねた結果では、「検討している」人が55.9%で過半となりました。

なお具体的な移住先では、福岡県、千葉県、静岡県が人気トップ3となったそうです。これら地域に注目が集まる一方、半数の人は未定または現在検討中であったといい、まだ十分に移住計画が固まっているとはいえない状況であることもうかがわれました。

・他県への移住検討理由
住環境に魅力を感じた:26.8%
移住を検討している場所でやりたいことがある:12.5%
実家帰省:12.5%
人が少ない場所で生活したい:7.1%
生活費を安く抑えられる:6.3%
テレワークが増え出社しなくても仕事ができる:6.3%
仕事で勤務地変更になった:5.4%
親の介護:3.6%
家賃の負担が減る:2.7%
定年:1.8%
コロナウイルスの感染が気になる:0.9%
その他:14.3%

他県への移住を検討している人に、その理由を尋ねた結果では、「住環境に魅力を感じたから」が最多の26.8%となりました。コメントでは、「自然が多い場所で子どもを自由に遊ばせてあげたい」、「気分転換ができる田舎の家が欲しくなった」といった内容が多く、外出自粛で実感された都市部のマイナス面が強く反映されたものとみられています。

2位は「移住を検討している場所でやりたいことがあるから」と「実家帰省」の12.5%で、以前から移住への考えは浮かんでいたものの、積極的に検討するまでには至っていなかった人が、これを機に本格的に検討し始めている様子がうかがわれました。

「コロナウイルスの感染が気になるから」という、直接的で感染症を単一の理由とする移住検討者はごく少数ですが、テレワークの急速な導入や緊急事態宣言下における外出自粛要請での体験など、感染拡大に伴った社会や周囲の変化から、勤務先優先で住む場所を決める傾向に変化が生じてきており、より今後の人生や家族との暮らし、自らの嗜好に合った住まいを求める向きが強まってきているようです。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

スマートアイデア株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000012167.html

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