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2020/06/21
【pickupニュース】20年4月の建設工事出来高、前年比で微減
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・出来高総計概況
建設工事出来高総計：3兆8,733億円（前年同月比－0.2％）
民間総計：2兆3,807億円（前年同月比－4.2％）
公共総計：1兆4,926億円（前年同月比＋7.0％）
2020年4月における建設工事の出来高総計は、全体で3兆8,733億円となり、前年同月に比べ0.2％の減少でした。出来高の推移は、例年の流れとして、年度初めの4月、5月が少なく、5月で底を打った後に上昇、年末の12月でピークに達し、再び緩やかに減少し始める傾向があります。
前月の3月は、これに反して2月を上回る出来高となり、建設活動が活発な状況がみられましたが、4月はおよそ例年の流れにそったかたちに戻り、直近5年のデータで比べると比較的活発ながら、ほぼ前年並みの微減になっています。
民間の施工主による出来高総計は、このうち2兆3,807億円で、こちらは前年同月比で4.2％の減少となりました。一方、公共工事の出来高総計は1兆4,926億円で、前年同月を7.0％上回っています。このように公共総計が伸びたことで、民間総計の減少分が補われ、全体で微減となりました。
・民間出来高総計の内訳
建築：1兆9,717億円（前年同月比－6.0％）
うち居住用：1兆1,801億円（前年同月比－5.5％）
うち非居住用：7,917億円（前年同月比－6.6％）
土木：4,089億円（前年同月比＋5.2％）
民間の建設工事出来高総計について内訳をみると、多くを占める「建築」が前年同月より6.0％少ない1兆9,717億円でした。これに対し、「土木」は前年同月を5.2％上回り、4,089億円となっています。
全体を押し下げた「建築」について、さらにそのうちの「居住用」をみると、前年同月比で5.5％の減少となる1兆1,801億円でした。また「非居住用」も前年同月比6.6％の減少で、7,917億円にとどまっています。
建築：3,410億円（前年同月比＋10.4％）
うち居住用：452億円（前年同月比＋12.5％）
うち非居住用：2,958億円（前年同月比＋10.1％）
土木：1兆1,516億円（前年同月比＋6.0％）
公共の建設工事出来高を内訳でみると、「建築」は前年同月比で10.4％の増加と、2桁増にあたる3,410億円でした。このうちの「居住用」は、さらに増加幅が大きい前年同月比12.5％の増加で、452億円を記録しています。また「非居住用」も前年同月より10.1％増加し、2,958億円と3,000億円に迫りました。
全体に占める割合の多い「土木」は、「建築」に比べると増加幅は小さく、前年同月比で6.0％の増加ですが、こちらもややまとまった増加といえる値で、1兆1,516億円にのぼっています。
・地域別出来高
北海道：1,671億円（前年同月比＋6.3％）
東北：3,832億円（前年同月比－5.2％）
関東：1兆3,995億円（前年同月比－2.4％）
北陸：1,958億円（前年同月比＋4.4％）
中部：4,583億円（前年同月比＋2.2％）
近畿：5,172億円（前年同月比＋3.3％）
中国：2,136億円（前年同月比－3.8％）
四国：1,137億円（前年同月比＋14.9％）
九州・沖縄：4,249億円（前年同月比－0.8％）
2020年4月の建設工事出来高を地域別に分析すると、東北、関東、中国、九州・沖縄の4地域が、前年同月比で減少となっていました。残る5地域は増加しています。
最も減少幅が大きかったのは東北地域で、5.2％減と5％を超えるややまとまった減少でした。九州・沖縄はマイナスに振れたものの、0.8％とごくわずかで、ほぼ前年並みの4,249億円となっています。関東地域は前年同月より2.4％減少し、1兆3,995億円でした。
増加した5地域では、四国地域が前年同月より14.9％の増加と、唯一の2桁増で、大幅増の1,137億円となっています。低調が続いていた同地域に活発化の兆しがみられてきました。これに次ぐ増加となったのは、北海道の前年同月比6.3％増で、北陸、中部、近畿は2～4％台の小幅な増加になっています。
ピックアップニュースは以上になります。
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（画像は国土交通省「建設総合統計（2020年4月分）」公開資料より）
▼外部リンク
国土交通省 報道発表資料
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000922.html
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国土交通省が建設総合統計の最新版を公開
国土交通省は17日、2020年4月分の「建設総合統計」データを発表しました。これは建築着工統計調査と建設工事受注動態統計調査から得られる工事費額データを、着工ベースの金額としてとらえ、工事の進捗に合わせた月次の出来高に展開、月ごとに建設工事出来高として推計・発表している、国土交通省の加工統計です。・出来高総計概況
建設工事出来高総計：3兆8,733億円（前年同月比－0.2％）
民間総計：2兆3,807億円（前年同月比－4.2％）
公共総計：1兆4,926億円（前年同月比＋7.0％）
2020年4月における建設工事の出来高総計は、全体で3兆8,733億円となり、前年同月に比べ0.2％の減少でした。出来高の推移は、例年の流れとして、年度初めの4月、5月が少なく、5月で底を打った後に上昇、年末の12月でピークに達し、再び緩やかに減少し始める傾向があります。
前月の3月は、これに反して2月を上回る出来高となり、建設活動が活発な状況がみられましたが、4月はおよそ例年の流れにそったかたちに戻り、直近5年のデータで比べると比較的活発ながら、ほぼ前年並みの微減になっています。
民間の施工主による出来高総計は、このうち2兆3,807億円で、こちらは前年同月比で4.2％の減少となりました。一方、公共工事の出来高総計は1兆4,926億円で、前年同月を7.0％上回っています。このように公共総計が伸びたことで、民間総計の減少分が補われ、全体で微減となりました。
・民間出来高総計の内訳
建築：1兆9,717億円（前年同月比－6.0％）
うち居住用：1兆1,801億円（前年同月比－5.5％）
うち非居住用：7,917億円（前年同月比－6.6％）
土木：4,089億円（前年同月比＋5.2％）
民間の建設工事出来高総計について内訳をみると、多くを占める「建築」が前年同月より6.0％少ない1兆9,717億円でした。これに対し、「土木」は前年同月を5.2％上回り、4,089億円となっています。
全体を押し下げた「建築」について、さらにそのうちの「居住用」をみると、前年同月比で5.5％の減少となる1兆1,801億円でした。また「非居住用」も前年同月比6.6％の減少で、7,917億円にとどまっています。
公共の建設工事出来高は軒並みまとまった増加に
・公共出来高総計の内訳建築：3,410億円（前年同月比＋10.4％）
うち居住用：452億円（前年同月比＋12.5％）
うち非居住用：2,958億円（前年同月比＋10.1％）
土木：1兆1,516億円（前年同月比＋6.0％）
公共の建設工事出来高を内訳でみると、「建築」は前年同月比で10.4％の増加と、2桁増にあたる3,410億円でした。このうちの「居住用」は、さらに増加幅が大きい前年同月比12.5％の増加で、452億円を記録しています。また「非居住用」も前年同月より10.1％増加し、2,958億円と3,000億円に迫りました。
全体に占める割合の多い「土木」は、「建築」に比べると増加幅は小さく、前年同月比で6.0％の増加ですが、こちらもややまとまった増加といえる値で、1兆1,516億円にのぼっています。
・地域別出来高
北海道：1,671億円（前年同月比＋6.3％）
東北：3,832億円（前年同月比－5.2％）
関東：1兆3,995億円（前年同月比－2.4％）
北陸：1,958億円（前年同月比＋4.4％）
中部：4,583億円（前年同月比＋2.2％）
近畿：5,172億円（前年同月比＋3.3％）
中国：2,136億円（前年同月比－3.8％）
四国：1,137億円（前年同月比＋14.9％）
九州・沖縄：4,249億円（前年同月比－0.8％）
2020年4月の建設工事出来高を地域別に分析すると、東北、関東、中国、九州・沖縄の4地域が、前年同月比で減少となっていました。残る5地域は増加しています。
最も減少幅が大きかったのは東北地域で、5.2％減と5％を超えるややまとまった減少でした。九州・沖縄はマイナスに振れたものの、0.8％とごくわずかで、ほぼ前年並みの4,249億円となっています。関東地域は前年同月より2.4％減少し、1兆3,995億円でした。
増加した5地域では、四国地域が前年同月より14.9％の増加と、唯一の2桁増で、大幅増の1,137億円となっています。低調が続いていた同地域に活発化の兆しがみられてきました。これに次ぐ増加となったのは、北海道の前年同月比6.3％増で、北陸、中部、近畿は2～4％台の小幅な増加になっています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください！
（画像は国土交通省「建設総合統計（2020年4月分）」公開資料より）
▼外部リンク
国土交通省 報道発表資料
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000922.html
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