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東京23区の投資用マンション販売と賃貸管理、保険代理業を展開する日本財託グループは5日、不動産投資を行っているオーナーに対し、投資情報の収集などに関する最新意識調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

調査は、日本財託グループに収益不動産（投資用不動産）の管理を委託している不動産オーナーを対象に、2020年1月19日、1月26日、2月1日の3日間、確定申告説明会において配布した匿名方式のアンケートを回収し、回答を分析するかたちで行われました。有効回答として241人分が集められています。

・情報収集で最も利用する手段
Webサイト：32.2％
対面：28.0％
従来メディア（書籍・雑誌・新聞・テレビ・ラジオ）：25.4％
不動産会社のメールマガジン：6.8％
SNS：4.5％
その他：3.0％

まず、投資情報の収集において、最もよく利用している手段を尋ねると、ニュースサイトが31人、収益物件ポータルサイトが31人、不動産会社のWebサイトが23人となるなど、Webサイトを挙げた人が合計85人で、32.2％にのぼりました。時間や場所を問わず、最新の情報を効率的に取得できることから、サイトの活用が進んでいるとみられます。

一方で、2位には不動産会社の営業マンや投資フェア・展示会、ファイナンシャルプランナーや税理士といった専門家、あるいは友人・知人、家族、大家の会など親しい人らからの意見や口コミなど、実際の人とのやりとり、「対面」から得るという人が根強く存在し、28.0％を記録しました。

3位は、書籍や雑誌、新聞、テレビ・ラジオなど、長く影響力をもってきた「従来メディア」で、25.4％になっています。「Webサイト」、「対面」、「従来メディア」のトップ3が、日常的に用いられる主な情報収集手段となっていると考えられ、3つの合計は約85％にもなります。

・投資の意思決定時に最も役立てる手段
不動産会社の営業マン：28.4％
ファイナンシャルプランナー／税理士など識者：10.6％
家族：9.3％
収益物件ポータルサイト：8.1％
書籍：7.2％
不動産会社のWebサイト／メールマガジン：7.2％
新聞：4.7％
ニュースサイト：4.2％
友人・知人の口コミ：4.2％
投資フェア・展示会：3.8％
雑誌：3.0％
テレビ：2.1％
SNS：1.7％
ラジオ：0.0％
その他：5.5％

続いて、投資の意思決定段階で最も重視する手段、情報源は何かと問うと、「不動産会社の営業マン」が最多で67人、28.4％になりました。2位は「ファイナンシャルプランナーや税理士など識者」の25人、10.6％で、3位が「家族」の9.3％です。

トップ3はいずれも「対面」型であり、その合計は約半数にのぼっていました。利便性の高いサイトを中心に、情報収集では幅広い手段を用いながらも、最終的な投資の意思決定においては、安心感などから信頼のおける相手との「対面」やりとりを重視する、そこから判断する人が多いようです。

以下、4位に「収益物件ポータルサイト」の8.1％、5位が「書籍」と「不動産会社のWebサイト・メールマガジン」の7.2％などとなり、サイト系とともに、専門的なアドバイスが得られやすく、古くから安定した信頼感のある「書籍」が存在感を放っていた点も特徴的でした。

近年、一般の暮らしにおける情報収集や、日常のコミュニケーションを行うシーンにおいては、TwitterやFacebook、Instagram、LINE、YouTubeなど、主要SNS各種が一大インフラとなり、大いに活用されていますが、不動産投資や資産運用となると、情報収集でも意思決定でも、あまり活用されていないようです。

よく利用する順に、5番目までを挙げてもらい、それを集計した結果でみても、SNSの利用はごく限定的でした。中ではTwitterとYouTubeの情報収集面における利用がやや伸びていますが、それでも1～5番目までの回答合計で2割程度、1番目に挙げる人は約5％以下にとどまっています。

さらにこの回答率は、意思決定シーンになるとより減衰、1～5番目までの合計でも15％を超えず、選択する人でも、3番目以降など優先度としては低いところで挙げる人が大半という結果でした。

ピックアップニュースは以上になります。
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（画像はプレスリリースより）


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