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不動産投資の総合サイト「楽待」を運営する株式会社ファーストロジックは14日、同サイトに登録された投資用不動産を対象とする市場調査の最新結果を公開しました。2019年10～12月期のデータがまとめられています。

調査は、2019年10月1日～2019年12月31日の期間、「楽待」に新規で掲載された全国の不動産投資用物件、1棟アパート、1棟マンション、区分マンションの3種別を対象に行われました。平均物件価格と、想定年間収入を物件購入価格で除し、100を乗じて算出した表面利回りで分析されています。

・1棟アパートの動向
【物件価格】
2019年4～6月期：6,394万円（前期比－365万円）
2019年7～9月期：6,381万円（前期比－13万円）
2019年10～12月期：6,242万円（前期比－139万円）

【表面利回り】
2019年4～6月期：9.37％（前期比＋0.26ポイント）
2019年7～9月期：9.36％（前期比－0.01ポイント）
2019年10～12月期：9.62％（前期比＋0.27ポイント）

1棟アパートの動向をみると、物件価格は10～12月期で6,242万円となっていました。前期より139万円の下落で、3四半期連続のマイナスになっています。前期にあたる7～9月期は、13万円の下落で小幅な値下がりでしたが、今期は100万円を超える規模で、ややまとまった下落となりました。6,200万円台となったこの価格は、2014年4～6月期とほぼ同水準のところまで低下しているものといえます。

表面利回りは、前期より0.27ポイント上昇し、9％台後半の9.62％に改善されました。価格下落によるところが大きいとみられます。2019年1～3月期に、価格の上昇から、谷となって落ち込んだ表面利回りですが、4～6月期に上昇、7～9月はほぼ前期並みの9.36％で維持され、今期再びの伸びとなりました。

・1棟マンションの動向
【物件価格】
2019年4～6月期：1億8,010万円（前期比－454万円）
2019年7～9月期：1億7,535万円（前期比－475万円）
2019年10～12月期：1億9,242万円（前期比＋1,714万円）

【表面利回り】
2019年4～6月期：7.97％（前期比＋0.18ポイント）
2019年7～9月期：8.03％（前期比＋0.06ポイント）
2019年10～12月期：7.89％（前期比－0.14ポイント）

1棟マンションの場合では、10～12月期の平均物件価格が前期より1,714万円上昇し、1億9,242万円となりました。1億7,500万円台から、1億9,000万円台を回復した久々の高水準です。4期連続でまとまった下落幅による価格低下が進んでいた1棟マンションですが、ここへ来て大きく反転、2018年の7～9月期に2億円超えを記録した直近のピークに迫る勢いをみせています。

価格の上下変動に比べ、ほぼ横ばいで緩やかな上昇にとどまっていた表面利回りは、今期のまとまった価格上昇を受けてマイナスになり、前期より0.14ポイント下げて7.89％となりました。8％台の大台にのった前期の水準は、1期のみに終わっています。

・区分マンションの動向
【物件価格】
2019年4～6月期：1,627万円（前期比－24万円）
2019年7～9月期：1,618万円（前期比－9万円）
2019年10～12月期：1,640万円（前期比＋23万円）

【表面利回り】
2019年4～6月期：7.40％（前期比＋0.01ポイント）
2019年7～9月期：7.46％（前期比＋0.06ポイント）
2019年10～12月期：7.78％（前期比＋0.32ポイント）

区分マンションの平均物件価格は、10～12月期で前月より23万円上昇し、1,640万円となりました。4～6月期と7～9月期は小幅な下落傾向を示しましたが、再び上昇に転じ、長期的な流れとしては緩やかな上昇となっています。

表面利回りは前月より0.32ポイント上昇し、7.78％になりました。価格上昇がみられたものの、3期連続のプラスを記録しています。しかし上昇幅は限定的で、こちらも長期的にみると長く緩やかな低下傾向を続けていることに変わりはありません。

ピックアップニュースは以上になります。
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（画像はプレスリリースより）


▼外部リンク

株式会社ファーストロジック　プレスリリース
https://www.firstlogic.co.jp/20200114/