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賃貸住宅のコンサルティング業務や仲介業者向けメディアの運営などを行うリーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社（LMC）は12月27日、最新の市況レポートとなる2019年11月末時点の「都心主要5区賃貸マンション坪単価推移・礼金推移」を発表しました。人口推移などとあわせ、高精度なリーシング戦略立案や不動産投資の運用に活かせるデータがまとめられています。

・都心主要5区の人口／世帯数変化
【人口】
中央区：167,050人（前月比＋514人）
港区：259,844人（前月比＋350人）
渋谷区：234,922人（前月比＋194人）
新宿区：350,539人（前月比＋1,028人）
千代田区：65,715人（前月比＋243人）

【世帯数】
中央区：92,290世帯（前月比＋281世帯）
港区：139,446世帯（前月比＋213世帯）
渋谷区：142,741世帯（前月比＋54世帯）
新宿区：218,792世帯（前月比＋938世帯）
千代田区：37,520世帯（前月比＋138世帯）

2019年11月1日時点での都心主要5区における人口と世帯数をみると、いずれも前月より増加し、減少になった地域はありませんでした。人口は、最も少ない千代田区で243人増加して65,715人、最も多い新宿区は、増加幅も最大で1,028人増加の350,539人となっています。増加幅が最小だったのは渋谷区で、194人増の234,922人です。

世帯数は千代田区が4万弱、中央区で10万弱、港区、渋谷区が14万前後、新宿区で22万弱といった状況になり、1人世帯も多いとみられるものの、なお増加傾向を全区が持続しています。前月からの増加幅が最も大きかったのは新宿区で938世帯のプラス、逆に最も小さかったのは渋谷区で54世帯のプラスでした。

・平均募集坪単価の推移（前月比）
中央区：＋177円
港区：＋325円
渋谷区：＋332円（18,473円）
新宿区：－67円
千代田区：＋1,220円（18,325円）

2019年11月末時点の都心主要5区におけるマンション募集坪単価を、2009年11月以降に竣工したRC・SRC造、マンションタイプに対象を絞って集計すると、前年同月比では5区全てが上昇となりました。前月比でみると、新宿区のみ67円のマイナスでわずかに下げましたが、残る4区はやはり上昇しています。

中でも千代田区の上昇傾向が顕著で、前月より1,220円、前年同月より1,704円上昇し、月額坪あたり18,325円となりました。この高値で集計開始以来の最高値を6カ月ぶりに更新しています。また、渋谷区も前月より332円上昇し、月額坪あたり18,473円で、3カ月連続の最高値更新を記録しました。

5区のうちで最高水準にある港区も、前月よりさらに325円上昇し、19,500円に迫る値まで伸びてきています。5区では最もリーズナブルな中央区も、11月は前月比で177円の上昇になり、差を縮めました。

・平均募集礼金の推移
中央区：前月比－0.09カ月（－11.5％）／前年同月比下落
港区：前月比－0.11カ月（－11.3％）／前年同月比上昇
渋谷区：前月比＋0.01カ月（＋1.3％）／前年同月比横ばい
新宿区：前月比－0.04カ月（－5.9％）／前年同月比下落
千代田区：前月比－0.20カ月（－21.3％）／前年同月比下落

各区の平均募集礼金は、直近でおよそ下落傾向にあり、渋谷区のみ前月比で0.01カ月、率にして1.3％のプラスと、わずかに上昇しましたが、それ以外のエリアでは下落していました。新宿区は5.9％の下落で、下落幅はやや小さいものの、4カ月連続の低下になっています。

残る3区は前月比で2桁下落となり、中でも千代田区は0.20カ月、率にして21.3％のマイナスになりました。中央区と港区は、それぞれ11％強のマイナスです。前年同月比では港区が上昇、渋谷区で横ばい、その他の3区が下落でした。

緩やかな上昇基調を続ける募集坪単価に対し、上下変動のみられる礼金相場ですが、足元ではおよそ下落トレンドにあることがうかがわれます。

ピックアップニュースは以上になります。
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（画像はプレスリリースより）


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