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株式会社ファーストロジックは9日、同社の手がける投資用不動産に特化した専門ポータルサイト「楽待」における登録物件を対象とした最新の市場動向調査結果について、データをとりまとめて公開しました。今回の公開分は2019年4～6月期のものとなっています。

この調査は2019年4月1日～6月30日の期間、「楽待」に新規掲載された全国の投資用物件を対象に行われており、表面利回りは該当物件の想定年間収入を購入価格で除し、100をかけることで算定されています。なお、それぞれの物件種別における調査対象件数は下記の通りでした。

・調査対象件数
一棟アパート：24,884件
一棟マンション：5,409件
区分マンション：33,492件

・一棟アパートの動向
【表面利回り】
2019年4月：9.37％（前月比＋0.14ポイント）
2019年5月：9.43％（前月比＋0.06ポイント）
2019年6月：9.31％（前月比－0.12ポイント）

【物件価格】
2019年4月：6,537万円（前月比－57万円）
2019年5月：6,235万円（前月比－302万円）
2019年6月：6,403万円（前月比＋168万円）

まず一棟アパートについては、表面利回りが4月に前月より0.14ポイント上昇、9.37％となりました。5月も上昇基調が続き、9.43％になりましたが、6月は0.12ポイント下げて9.31％となっています。

物件価格では、昨年末に7,000万円水準まで高騰した価格が徐々に低下、4月で前月より57万円低い6,537万円となり、5月にはややまとまった下落で6,235万円まで低下しました。6月には反動もみられ、5月より168万円高い6,403万円に戻しています。

・一棟マンションの動向
【表面利回り】
2019年4月：7.87％（前月比－0.01ポイント）
2019年5月：7.89％（前月比＋0.02ポイント）
2019年6月：8.15％（前月比＋0.26ポイント）

【物件価格】
2019年4月：1億8,866万円（前月比＋1,003万円）
2019年5月：1億7,890万円（前月比－976万円）
2019年6月：1億7,243万円（前月比－647万円）

一棟マンションの市場動向をみると、4月は表面利回りが前月より0.01ポイントのマイナスと、ほぼ横ばいで7.87％になり、5月もおよそ横ばいの7.89％を続けるかたちとなりましたが、6月には物件価格の低下を受け、0.26ポイントの上昇で8％を突破、8.15％にまでアップしました。

物件価格については、4月にややまとまった上昇でプラスに転じ、前月比1,003万円の上昇となる1億8,866万円を記録しましたが、5月、6月は2カ月連続の下落傾向となり、それぞれ前月比で976万円、647万円の低下、6月には過去3年で最安となる1億7,243万円になっています。直近3年での最高値である2016年10月の2億3,867万円から比較すると、6,624万円の差になりました。

・区分マンションの動向
【表面利回り】
2019年4月：7.59％（前月比＋0.32ポイント）
2019年5月：7.48％（前月比－0.11ポイント）
2019年6月：7.17％（前月比－0.31ポイント）

【物件価格】
2019年4月：1,592万円（前月比－40万円）
2019年5月：1,614万円（前月比＋22万円）
2019年6月：1,668万円（前月比＋54万円）

一方、区分マンションは価格上昇と利回りの低下がみられます。4月には5カ月連続で低下していた表面利回りが上昇に転じ、前月比0.32ポイントのアップで7.59％を回復しましたが、5月には0.11ポイント低下、6月により大きな低下幅となる0.31ポイントのマイナスで7.17％となりました。過去3年間で最も低い値であり、低下傾向が顕著になっています。

物件価格は、4月が前月より40万円低い1,592万円で1,600万円アンダーとなっていたところ、5月には22万円の上昇で1,614万円に、6月でさらに54万円上昇し、1,668万円となりました。前年同月比で約100万円の価格上昇になっており、再び上昇基調が強まっています。

ピックアップニュースは以上になります。
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（画像はプレスリリースより）


▼外部リンク

株式会社ファーストロジック　プレスリリース
https://www.firstlogic.co.jp/190709/