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物件選びの参考に!新築物件、中古物件のメリット・デメリットは?

比べれば比べるほど、物件選びに時間がかかることも
物件の購入を検討していると、「新築物件にしようか、それも中古物件にしようか」と迷ってしまうことはありませんか。

新築物件も中古物件も、それぞれにメリットがある反面、デメリットもあることから、比べれば比べるほど、なかなか決まらなくなってしまうかもしれませんね。

そこで、新築物件と中古物件のメリット、デメリットを分かりやすくまとめてみました。一生に一度の住宅購入だからこそ、しっかりとメリットとデメリットを比べてみましょう。

新築物件のメリットは?
新築物件を購入するメリットは、なんと言っても新しいことです。物件が新しいほど居心地良く感じられるうえに、最新の建築基準に基づいて建てられているため、住んでいて安心感が得られやすくなります。

最近では地震や台風など、災害に見舞われることが多くなっていますが、新築物件であれば、災害に対するリスクが軽減しやすくなるメリットもあります。

また、新築住宅を購入すると、「瑕疵担保責任」の権利が得られます。瑕疵担保責任とは、柱や基礎など、物件の主要な構造部分に不具合があった場合、10年間にわたって保証される点です。長期間にわたって主要な部分が保証されることで、より安心できることでしょう。

そのほか、新築物件を購入することで、固定資産税や登録免許税など、住宅に関する税金が優遇されるようになる点もメリットと言えます。

新築物件のデメリットは?
新築物件のデメリットとしては、購入額が高額になる点です。

国土交通省が発表した「平成29年度 住宅市場動向調査報告書」によると、分譲戸建住宅の購入資金は3840万円であるのに対し、中古戸建住宅の購入資金は2857万円となっています。

参考:国土交通省 平成29年度 住宅市場動向調査報告書
http://www.mlit.go.jp/common/001238749.pdf

上記の調査結果より、戸建住宅で見た場合、新築住宅と中古住宅の価格差は約1000万円であることが分かります。

また、都市部で新築住宅を購入する場合は、土地に余裕のある郊外となるケースが多くなります。そのため、利便性の高い市街地や駅前で新築住宅を購入したいと考えている場合には、デメリットとなります。

中古物件のメリットは?
中古物件のメリットしてあげられることは、購入価格を低く抑えられる点です。

住宅の購入額は非常に高額であるため、新築住宅は買いたくてもなかなか買えないと感じてしまうことが多いのではないでしょうか。

しかし、中古住宅であれば、新築住宅と比較すると価格が低く抑えられているために、比較的購入しやすいと言えます。

また、中古住宅を購入すると、エアコンや照明などの住宅設備を購入しなくても済む場合があります。その理由は、以前に住んでいた人がエアコンや照明などの設備が不要となった場合に、そのまま置いていくケースがあるためです。

なお、中古物件を購入した場合、必ずしもこれらの設備が備わっているとは限りませんが、利用できる設備は可能な限り利用すると良いでしょう。

中古物件のデメリットは?
中古物件を購入するデメリットとしてあげられることは、リフォームの費用が高額になってしまう場合があり、物件の購入費用とリフォーム費用を合算した場合、新築の購入額とさほど変わらなくなってしまうことがあり得る点です。

中古物件を外から見ると、さほど問題がないように感じられても、建物の内部に傷みが多く発生していることもあり、それらを修繕することで、大きな出費となってしまうことがあります。

また、中古物件は、新築物件とは異なり、保証の期間が短い点もデメリットとなります。個人から中古物件を購入する場合は、瑕疵担保責任期間が3か月程度となるケースが多いですが、場合によっては売主が瑕疵担保責任を負わない「瑕疵担保責任免責」という条件をつけて物件を販売することもあるのです。

なお、中古物件を宅地建物取引業者が販売する場合、瑕疵担保責任の期間は2年間となります。

ここまで見てきたとおり、新築物件、中古物件のいずれにもメリットやデメリットがあることが分かります。メリットとデメリットのほか、予算、立地条件、家族の要望なども考えながら、物件選びを行いたいですね。

(画像は写真ACより)

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