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株式会社リクルート住まいカンパニーは7日、同社が運営を手がける不動産・住宅総合情報サイト「SUUMO」のアンケート調査として「山手線29駅の家賃相場が安い駅ランキング 2018年版」の結果をとりまとめ、公開を開始しました。

調査対象は山手線沿線の全駅で、掲載物件が11件以上ある駅を対象とし、物件は駅から徒歩15分以内、10平米以上40平米未満、ワンルーム・1K・1DKのいずれかであることを条件としています。データの抽出期間は2018年4月1日～6月31日で、この期間に「SUUMO」へ掲載された賃貸物件の管理費を含む月額賃料から中央値を算出し、家賃相場データとしたとされています。

・山手線家賃相場が安い駅ランキングトップ10
1位 田端（北区）：8.10万円
2位 西日暮里（荒川区）：8.30万円
3位 目白（豊島区）：8.31万円
4位 大塚（豊島区）：8.40万円
5位 駒込（豊島区）：8.50万円
5位 高田馬場（新宿区）：8.50万円
7位 日暮里（荒川区）：8.60万円
7位 池袋（豊島区）：8.60万円
9位 巣鴨（豊島区）：9.00万円
9位 鶯谷（台東区）：9.00万円

2018年版調査で、山手線の家賃相場が安い駅ランキングトップは北区の田端でした。8.10万円とかなり安い水準になっています。都心を回遊する山手線では珍しい住宅地の目立つエリアで、下町情緒があふれる地域としても知られています。駅周辺に大きな繁華街などはないものの、田端銀座商店街があり、一定の生活利便性は確保されているでしょう。田端駅は山手線だけでなく、京浜東北線が利用可能で、横浜方面へのアクセスに優れる点もポイントとなります。

田端に次ぐ2位は、隣駅の荒川区、西日暮里で8.30万円でした。西日暮里からは7位の日暮里駅も近く、両駅を利用することも可能です。また西日暮里駅は日暮里・舎人ライナーと東京メトロ千代田線、さらに日暮里駅で京成電鉄、常磐線が利用可能と、幅広い地域をカバーする交通アクセスの良さを環境として享受できるエリアといえます。

3位は西日暮里と僅差の8.31万円で、豊島区目白駅となりました。9万円以内となるトップ10に、豊島区は5つランクイン、7位には大きな繁華街を有する池袋駅も入っています。交通アクセスや商業施設の多さを優先するなら、池袋エリアはまずチェックしたいところでしょう。駅から徒歩5分ほどで閑静な住宅地の広がりもみられ、物件数が突出して多いのも池袋の特徴と報告されています。多数の選択肢の中から、お得な賃貸物件を選ぶことも比較的容易な可能性が高いでしょう。

・山手線家賃相場が高い駅トップ10
1位 有楽町（千代田区）：12.85万円
2位 原宿（渋谷区）：12.80万円
3位 新橋（港区）12.40万円
4位 恵比寿（渋谷区）：12.00万円
5位 渋谷（渋谷区）：11.50万円
6位 田町（港区）：11.40万円
6位 新宿（新宿区）：11.40万円
8位 浜松町（港区）：11.20万円
9位 東京（千代田区）11.10万円
10位 代々木（渋谷区）：11.00万円

逆に、家賃相場の高い駅をトップ10でみると、オフィス中心街や渋谷、新宿といった大きな繁華街ももつエリア、巨大ターミナル駅・東京などがランクインしており、中でもトップとなったのは千代田区の有楽町でした。家賃相場は12.85万円で、最も安い田端と比較すると約1.6倍、4.75万円の差があります。

2位は渋谷区の原宿で12.80万円、3位は港区新橋の12.40万円でした。「SUUMO」による2018年の「住みたい街ランキング」関東編で2位となった恵比寿は、続く4位で12.00万円となっています。お洒落な雰囲気や飲食店・商業施設の充実度、街の賑わいなどが人気のポイントとなっているようです。賃料としては、この恵比寿の4位までが12万円台、トップ10は11万円以上の水準でした。

ピックアップニュースは以上になります。
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（画像はプレスリリースより）


▼外部リンク

株式会社リクルート住まいカンパニーによるプレスリリース（PR TIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000028482.html

SUUMO　「山手線29駅の家賃相場が安い駅ランキング 2018年版」　調査結果詳細
http://suumo.jp/journal/2018/09/07/158633/