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【pickupニュース】18年7月首都圏M、発売戸数が大幅減

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不動産経済研究所がマンション・建売市場動向を発表
株式会社不動産経済研究所は15日、2018年7月分の「首都圏マンション・建売市場動向」を発表しました。販売状況や在庫状況など、最新の動向をみることができます。

・首都圏マンションの販売動向
新規発売戸数:2,986戸(前月比+12.3%、前年同月比-12.8%)
契約率:67.8%(前月比+1.8ポイント、前年同月比-4.1ポイント)
1戸あたり価格:6,191万円(前月比-53万円、前年同月比-371万円)
平米単価:91.7万円(前月比-1.1万円、前年同月比-3.5万円)

2018年7月の首都圏マンション新規発売戸数は2,986戸で、前月より12.3%の増加となったものの、前年同月比では12.8%の減少、2桁減となり3,000戸を下回っています。なお前年同月比でマイナスとなるのは、2カ月ぶりです。新規発売戸数に対する契約戸数は2,024戸で、月間契約率にすると67.8%、前月より1.8ポイント上昇しましたが、前年同月比では4.1ポイントの低下でした。

1戸あたりの価格は平均6,191万円で、前月より53万円、率にして0.8%の下落、前年同月比では371万円、率にして5.7%の下落となっています。平米単価も91.7万円で、前月に比べ1.1万円、率にして1.2%の下落、前年同月と比べても3.5万円、率にして3.7%の下落でした。1戸あたりの価格、平米単価とも、3カ月ぶりのマイナスで、天井感が出てきています。

・首都圏マンションの在庫状況
翌月繰越販売在庫数:6,262戸(前月末比-106戸、前年同月末比-52戸)
即日完売:137戸
翌月発売戸数見込み:2,000戸

7月末時点の翌月繰越販売在庫数は6,262戸となり、前月末より106戸減少、前年同月末と比べても52戸の減少になっています。7月の即日完売は4物件137戸で、トップは文京区の「グランドメゾン目白新坂 1期1・2次」、55戸の発売で平均4.5倍、最高は35倍でした。2018年8月の発売戸数は2,000戸が見込まれています。

・地域別マンション販売動向
【新規発売戸数】
東京都区部:1,437戸(前年同月比-22.9%)
東京都下:418戸(前年同月比+98.1%)
神奈川県:574戸(前年同月比-38.9%)
埼玉県:289戸(前年同月比-1.7%)
千葉県:268戸(前年同月比+127.1%)

【契約率】
東京都区部:73.0%
東京都下:66.7%
神奈川県:58.7%
埼玉県:64.4%
千葉県:64.6%

【1戸あたりの価格】
東京都区部:7,271万円(前年同月比-1.5%)
東京都下:5,259万円(前年同月比-7.5%)
神奈川県:5,624万円(前年同月比-8.4%)
埼玉県:4,986万円(前年同月比+17.1%)
千葉県:4,368万円(前年同月比+0.8%)

【平米単価】
東京都区部:114.6万円(前年同月比+3.1%)
東京都下:74.3万円(前年同月比-7.4%)
神奈川県:77.8万円(前年同月比-9.1%)
埼玉県:72.7万円(前年同月比+24.1%)
千葉県:59.8万円(前年同月比+0.7%)

2018年7月の首都圏マンション販売動向を地区別にみると、新規発売戸数はエリアによる差が激しく、東京都区部、神奈川県で2桁減となった一方、東京都下と千葉県はそれぞれ前年同月比で98.1%、127.1%の増加と、大幅プラスになりました。埼玉県は前年同月比1.7%の微減です。なお東京都のシェアは62.1%でした。

月間契約率は、最も高い東京都区部で73.0%、最も低いのは神奈川県の58.7%でした。それ以外の地域は65%前後になっています。

1戸あたりの平均価格は、埼玉県で前年同月比17.1%の上昇を記録、5,000万円に迫る4,986万円となりましたが、それ以外の地域はマイナス傾向が強く、神奈川県では前年同月比8.4%の下落になりました。千葉県は前年同月比で0.8%の上昇と、ほぼ横ばいながらわずかにアップしています。

平米単価でも、埼玉県の上昇が顕著で72.7万円となり、前年同月比で24.1%の上昇を記録しました。東京都区部は1戸あたりでマイナスだったものの、平米単価では前年同月比3.1%の上昇、114.6万円となっています。

建売住宅は新規発売、価格ともアップ
・首都圏の建売販売動向
新規発売戸数:460戸(前月比-15.8%、前年同月比+46.0%)
契約率:50.2%(前月比-4.4ポイント、前年同月比+12.4ポイント)
平均価格:5,889.0万円(前月比+514.7万円、前年同月比+1,273.3万円)

2018年7月の首都圏建売住宅新規発売は460戸で、前月に比べると15.8%の減少になりましたが、前年同月比では46.0%の増加と大きく伸びています。月間契約率は50.2%で、こちらも前月比はマイナスでしたが、前年同月比では12.4ポイントの上昇になりました。

1戸あたりの平均価格は5,889.0万円で、前月より514.7万円、率にして9.6%上昇しました。前年同月に比べると、さらに伸びは大きく、1,273.3万円、率にして27.6%の上昇でした。

・首都圏建売在庫状況
翌月繰越販売在庫数:783戸(前月末比+15戸、前年同月末比+61戸)
即日完売:30戸

2018年7月末時点の翌月繰越販売在庫数は、発売後6カ月以内で783戸となり、前月末より15戸の増加、前年同月末より61戸の増加となりました。今月の即日完売は30戸です。

・地域別建売販売動向
【新規発売戸数】
東京都:170戸
千葉県:118戸
埼玉県:83戸
神奈川県:84戸
茨城県:5戸

【契約率】
東京都:55.9%
千葉県:45.8%
埼玉県:27.7%
神奈川県:66.7%
茨城県:60.0%

【平均価格】
東京都:8,019.8万円
千葉県:3,692.4万円
埼玉県:4,225.1万円
神奈川県:6,404.9万円
茨城県:4,232.0万円

7月の建売住宅販売動向を地域別にみると、東京都が全体の37.0%を占める170戸で、千葉県が次いで多い118戸でした。茨城県でも5戸の供給があります。月間契約率は、戸数が限られた神奈川県と茨城県で高めの66.7%、60.0%、東京都は55.9%でした。埼玉県は27.7%と、他に比べ低い値になっています。

平均価格は東京都が8,019.8万円で、次いで高い神奈川県は6,404.9万円でした。埼玉県と茨城県は4,200万円台、千葉県は約3,700万円という水準です。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は不動産経済研究所「2018年7月度首都圏マンション・建売市場動向」公開資料より)


▼外部リンク

株式会社不動産経済研究所 「2018年7月度首都圏マンション・建売市場動向」公開資料
https://www.fudousankeizai.co.jp/

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