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収益物件の紹介からセミナー情報。投資家コラムなど、幅広い不動産投資関連の情報提供を進め、専門サイト「健美家」を運営する健美家株式会社は13日、同サイトに登録された新規物件を対象とする「東京23区 マンション投資利回りの平均」調査結果を公開しました。

この調査は、2017年1月～12月の1年間に新規で登録された東京23区の投資用不動産（区分マンション）、60,368件について、立地する区別に利回りを調査して集計、分析したものです。

・2017年投資マンション利回りランキング
【上位トップ10】
1位 葛飾区：7.31％（前年比－0.97ポイント、前年1位）
2位 足立区：7.30％（前年比－0.82ポイント、前年2位）
3位 世田谷区：6.24％（前年比－0.44ポイント、前年7位）
4位 江戸川区：6.22％（前年比－1.09ポイント、前年3位）
5位 中野区：6.13％（前年比－0.48ポイント、前年8位）
6位 杉並区：6.12％（前年比－0.58ポイント、前年6位）
7位 豊島区：6.00％（前年比－0.43ポイント、前年11位）
8位 練馬区：5.98％（前年比－0.79ポイント、前年4位）
9位 大田区：5.97％（前年比－0.53ポイント、前年9位）
10位 板橋区：5.85％（前年比－0.77ポイント、前年5位）

【ワースト5】
19位 江東区：5.52％（前年比－0.31ポイント、前年20位）
20位 墨田区：5.46％（前年比－0.43ポイント、前年19位）
21位 港区：5.34％（前年比－0.33ポイント、前年21位）
22位 中央区：5.27％（前年比－0.36ポイント、前年22位）
23位 千代田区：5.22％（前年比－0.33ポイント、前年23位）

東京23区平均：5.84％（前年比－0.50ポイント）

2017年1年間の東京23区別投資マンション利回りをランキング化した結果では、2016年調査に続きトップは7.31％の葛飾区となりました。2位も前年と同じ足立区になっています。利回りとしては、このトップ2のみが7％台を記録し、3位の世田谷区は7位からのランクアップですが、6.24％とやや上位2つからは差を開けられていました。

東京23区で前年の利回りを上回った区はみられず、最も低下が激しかったのは4位の江戸川区で前年比1.09ポイントのマイナス、逆に最も利回り低下幅が小さかったのは、16位にランクインした文京区で、今回の利回りが5.66％、前年に比べ0.27ポイントのマイナスでした。

利回りが低いワースト5区は、19位の江東区と20位の墨田区に順位の逆転がみられたものの、後は前年と同じ結果になり、最も低い千代田区は5.22％でした。東京23区の全体平均は5.84％と6％台を割り込み、前年よりさらに0.50ポイントの低下になっています。

・利回りの2014年比
葛飾区：－2.82ポイント
足立区：－3.19ポイント
世田谷区：－1.57ポイント
江戸川区：－2.01ポイント
中野区：－1.63ポイント
杉並区：－1.58ポイント
豊島区：－1.22ポイント
練馬区：－1.97ポイント
大田区：－1.91ポイント
板橋区：－2.45ポイント

今回の投資マンション利回りを、2014年の値と比較すると、23区全てが1ポイント以上のマイナスになっており、全体として低下傾向であることが明らかとなりましたが、中でもランキングでトップにある葛飾区と足立区の低下幅は、いずれも3ポイント前後と大きく、足立区にいたっては23区中最大のマイナス3.19ポイントとなっています。

また、2014年時には8％台の利回りを記録していた板橋区や荒川区も低下が顕著で、それぞれ2.45ポイント、2.26ポイントのマイナスでした。これにより利回りは5％台となって23区中心部との差が縮まってきています。

こうした、かつては比較的利回りが高い傾向にあった外周区の北部地域、東部地域で大きな低下がみられた点については、国の低金利政策による物件価格の高騰や、駅周辺の再開発、沿線の利便性向上などが背景にあるものと考えられています。

ピックアップニュースは以上になります。
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（画像はプレスリリースより）
（調査内容・「不動産投資と収益物件の情報サイト 健美家（けんびや）」）


▼外部リンク

健美家株式会社　ニュースリリース（プレスリリース）
https://www.kenbiya.com/img/press/pre2018-03-13.pdf