収益物件
2020/08/27
【pickupニュース】20年6月の建設工事出来高、前年比2.9％の減少
日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
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国内の不動産建設活動を出来高ベースで把握することを目的にまとめられている加工統計で、市場動向などをみる参考材料となります。
・建設工事出来高総計概要
出来高総計：3兆8,871億円（前年同月比－2.9％）
民間総計：2兆3,648億円（前年同月比－8.0％）
公共総計：1兆5,224億円（前年同月比＋6.3％）
2020年6月の建設工事出来高総計は、全体で3兆8,871億円となり、前年同月より2.9％減少しました。例年、年度内では5月を底として上昇に転じ、12月がピークとなる傾向がみられ、今年度も6月で5月に比べると上昇になったものの、出来高の値としてはおよそ4月水準で、伸びは鈍い状況です。
民間の施工主による工事出来高を総計すると、2兆3,648億円で、前年同月より8.0％の減少になっていました。活況を続けてきた建設市場が、民間を中心に新型コロナウイルス感染拡大の影響もあってか、やや減衰傾向を示しつつあります。
一方、公共の施工主による建設工事出来高総計は、前年同月より6.3％増加し、1兆5,224億円でした。堅調に推移し、民間総計のマイナス分を補って、全体の減少幅を小さくすることに貢献しています。
・民間出来高総計の内訳
建築：1兆9,675億円（前年同月比－9.1％）
うち居住用：1兆1,903億円（前年同月比－9.1％）
うち非居住用：7,772億円（前年同月比－9.0％）
土木：3,973億円（前年同月比－2.2％）
民間総計の内訳をみると、「建築」が前年同月より9.1％減少となる1兆9,675億円でした。2兆円を割り込み、やや少なめの出来高になっています。このうち「居住用」はやはり前年同月比で9.1％減少、1兆1,903億円でした。「非居住用」も9.0％減少し、7,772億円にとどまっています。
一方「土木」は、前年同月比で2.2％の減少にあたる3,973億円で、前年比マイナスではあるものの、建築関連に比較すると、減少幅が小さく、比較的安定した推移になっていました。
建築：3,419億円（前年同月比＋7.6％）
うち居住用：462億円（前年同月比＋14.7％）
うち非居住用：2,957億円（前年同月比＋6.5％）
土木：1兆1,804億円（前年同月比＋5.9％）
2020年6月における公共総計の内訳では、全項目が5％超の前年同月比プラスとなり、増加傾向が顕著でした。「建築」は前年同月より7.6％増加し、3,419億円となっています。このうち「居住用」は、全体に占める割合が少ないものの、前年同月比で14.7％増と2桁増を記録、462億円に伸びました。「非居住用」も前年同月より6.5％増加し、2,957億円となっています。
公共総計において、占める割合の大きい「土木」は、前年同月より5.9％増加し、1兆1,804億円になりました。
・地域別出来高
北海道：1,910億円（前年同月比－7.4％）
東北：3,855億円（前年同月比－4.2％）
関東：1兆3,978億円（前年同月比－5.6％）
北陸：1,988億円（前年同月比＋1.9％）
中部：4,528億円（前年同月比－2.3％）
近畿：5,212億円（前年同月比＋2.0％）
中国：2,081億円（前年同月比－1.5％）
四国：1,101億円（前年同月比＋4.2％）
九州・沖縄：4,217億円（前年同月比－1.2％）
地域別に出来高を推計すると、北陸、近畿、四国の3エリアは前年同月比で増加しましたが、残る6エリアは減少になっていました。変動幅はいずれも比較的小さく、最も増加した四国で、前年同月比4.2％増の1,101億円、最も減少したのは、前年同月比で7.4％の減少となった北海道の1,910億円でした。
近畿は前年同月比で2.0％の増加、北陸が1.9％の増加です。関東は前年同月より5.6％減少し、1兆3,978億円となりました。5％を超える減少になったのは、先の北海道とこの関東の2エリアで、それ以外は5％未満の小幅な減少にとどまっています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください！
（画像は国土交通省「建設総合統計 2020年6月分」公開資料より）
▼外部リンク
国土交通省 報道発表資料
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000930.html
今回ピックアップするニュースはこちら！
国土交通省が最新の建設総合統計を発表
国土交通省は21日、2020年6月分の「建設総合統計」を発表しました。建築着工統計調査、および建設工事受注動態統計調査から得られる工事費額データを、着工ベースの金額としてとらえ、工事の進捗に合わせた月次の出来高に展開、月ごとの建設工事出来高として推計している、同省の加工統計です。国内の不動産建設活動を出来高ベースで把握することを目的にまとめられている加工統計で、市場動向などをみる参考材料となります。
・建設工事出来高総計概要
出来高総計：3兆8,871億円（前年同月比－2.9％）
民間総計：2兆3,648億円（前年同月比－8.0％）
公共総計：1兆5,224億円（前年同月比＋6.3％）
2020年6月の建設工事出来高総計は、全体で3兆8,871億円となり、前年同月より2.9％減少しました。例年、年度内では5月を底として上昇に転じ、12月がピークとなる傾向がみられ、今年度も6月で5月に比べると上昇になったものの、出来高の値としてはおよそ4月水準で、伸びは鈍い状況です。
民間の施工主による工事出来高を総計すると、2兆3,648億円で、前年同月より8.0％の減少になっていました。活況を続けてきた建設市場が、民間を中心に新型コロナウイルス感染拡大の影響もあってか、やや減衰傾向を示しつつあります。
一方、公共の施工主による建設工事出来高総計は、前年同月より6.3％増加し、1兆5,224億円でした。堅調に推移し、民間総計のマイナス分を補って、全体の減少幅を小さくすることに貢献しています。
・民間出来高総計の内訳
建築：1兆9,675億円（前年同月比－9.1％）
うち居住用：1兆1,903億円（前年同月比－9.1％）
うち非居住用：7,772億円（前年同月比－9.0％）
土木：3,973億円（前年同月比－2.2％）
民間総計の内訳をみると、「建築」が前年同月より9.1％減少となる1兆9,675億円でした。2兆円を割り込み、やや少なめの出来高になっています。このうち「居住用」はやはり前年同月比で9.1％減少、1兆1,903億円でした。「非居住用」も9.0％減少し、7,772億円にとどまっています。
一方「土木」は、前年同月比で2.2％の減少にあたる3,973億円で、前年比マイナスではあるものの、建築関連に比較すると、減少幅が小さく、比較的安定した推移になっていました。
公共は軒並み増加、地域別は増加が3エリアに減少
・公共出来高総計の内訳建築：3,419億円（前年同月比＋7.6％）
うち居住用：462億円（前年同月比＋14.7％）
うち非居住用：2,957億円（前年同月比＋6.5％）
土木：1兆1,804億円（前年同月比＋5.9％）
2020年6月における公共総計の内訳では、全項目が5％超の前年同月比プラスとなり、増加傾向が顕著でした。「建築」は前年同月より7.6％増加し、3,419億円となっています。このうち「居住用」は、全体に占める割合が少ないものの、前年同月比で14.7％増と2桁増を記録、462億円に伸びました。「非居住用」も前年同月より6.5％増加し、2,957億円となっています。
公共総計において、占める割合の大きい「土木」は、前年同月より5.9％増加し、1兆1,804億円になりました。
・地域別出来高
北海道：1,910億円（前年同月比－7.4％）
東北：3,855億円（前年同月比－4.2％）
関東：1兆3,978億円（前年同月比－5.6％）
北陸：1,988億円（前年同月比＋1.9％）
中部：4,528億円（前年同月比－2.3％）
近畿：5,212億円（前年同月比＋2.0％）
中国：2,081億円（前年同月比－1.5％）
四国：1,101億円（前年同月比＋4.2％）
九州・沖縄：4,217億円（前年同月比－1.2％）
地域別に出来高を推計すると、北陸、近畿、四国の3エリアは前年同月比で増加しましたが、残る6エリアは減少になっていました。変動幅はいずれも比較的小さく、最も増加した四国で、前年同月比4.2％増の1,101億円、最も減少したのは、前年同月比で7.4％の減少となった北海道の1,910億円でした。
近畿は前年同月比で2.0％の増加、北陸が1.9％の増加です。関東は前年同月より5.6％減少し、1兆3,978億円となりました。5％を超える減少になったのは、先の北海道とこの関東の2エリアで、それ以外は5％未満の小幅な減少にとどまっています。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください！
（画像は国土交通省「建設総合統計 2020年6月分」公開資料より）
▼外部リンク
国土交通省 報道発表資料
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000930.html
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