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独立行政法人住宅金融支援機構は2日、2019年9月の取扱金融機関における住宅ローン最新金利情報を発表しました。「フラット35」など各種住宅ローンについて、借入金利の範囲と最も多く適用されている金利値（最頻金利）のデータをみることができます。

ここで発表されている金利は、2017年10月1日以後に申し込みを行った利用者に適用される新機構団信付き住宅ローンの借入金利で、実際の提供金利は加入する団体信用生命保険の種類などによって異なるものとなります。

また健康上の理由やその他の事情により、団体信用生命保険に加入しない人であっても、これら住宅ローンを申請することは可能であり、その場合も金利に違いが現れます。それぞれの金利計算式は、下記のようになります。

・保険加入状況による金利計算方法
新機構団信（デュエット（夫婦連生団信））加入：掲載金利＋0.18％
新3大疾病付機構団信加入：掲載金利＋0.24％
団体信用生命保険未加入：掲載金利－0.29％

・「フラット35」の金利動向
【融資率9割以下】
金利範囲：年1.110％～年1.870％（前月1.170％～1.870％）
最頻金利：年1.110％

【融資率9割超】
金利範囲：年1.550％～年2.310％（前月1.610％～2.310％）
最頻金利：年1.550％

借入期間21年以上35年以下の全期間固定金利型住宅ローンである「フラット35」の取扱金融機関における2019年9月の借入金利は、融資率9割以下の場合で、最も低い場合が年1.110％、高い場合で年1.870％となり、前月に比べると最低金利が0.060ポイント低下しました。最頻金利は、この前月比で低下した最低金利値と同じ、年1.110％です。

融資率9割超の場合の金利は、最低が年1.550％、最高が年2.310％でした。こちらも前月に比べ最高値は同じであるものの、最低値が0.060ポイント低下しています。最頻金利は、この低下した最低値の年1.550％でした。

提供金利範囲における最低金利の低下は、これで4カ月連続のこととなります。

・「フラット20」の金利動向
【融資率9割以下】
金利範囲：年1.050％～年1.810％（前月1.110％～1.810％）
最頻金利：年1.050％

【融資率9割超】
金利範囲：年1.490％～年2.250％（前月1.550％～2.250％）
最頻金利：年1.490％

「フラット35」のうち、借入期間を15年以上20年以下で選択した場合の住宅ローン「フラット20」における2019年9月の借入金利は、融資率9割以下の場合で最低が年1.050％、最高が年1.810％でした。前月に比べると最低金利が0.060ポイント低下しています。最高金利の値は横ばいでした。最頻金利は最低金利と同じ、年1.050％です。

融資率9割超の場合では、金利範囲が年1.490％～年2.250％となりました。こちらでも前月に比べると、最低金利で0.060ポイントの低下がみられています。最頻金利は低下した最低値の年1.490％でした。

・「フラット50」の金利動向
【融資率9割以下】
金利範囲：年1.470％～年1.970％（前月1.520％～2.020％）
最頻金利：年1.470％

【融資率9割超】
金利範囲：年1.910％～年2.410％（前月1.960％～2.460％）
最頻金利：年1.910％

長期優良住宅の認定を受けた住宅を取得する際に利用可能な、借入期間を36年以上50年以下とする固定金利型住宅ローン「フラット50」では、融資率9割以下の場合で、提供金利が最低年1.470％、最高年1.970％となり、前月に比べるとそれぞれ0.050ポイントずつ低下しました。最頻金利は最低値と同じ、年1.470％です。

融資率9割超の場合では、金利範囲が年1.910％～年2.410％となり、前月に比べると最低値、最高値とも0.050ポイント低下しました。こちらも最頻金利は年1.910％で、提供金利範囲の最低値と同値になっています。

ピックアップニュースは以上になります。
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今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください！

（画像は住宅金融支援機構「「フラット35」借入金利の推移」公開資料より）


▼外部リンク

独立行政法人住宅金融支援機構　最新金利情報
https://www.simulation.jhf.go.jp/

「フラット35」借入金利の推移　資料提供ページ
https://www.flat35.com/kinri/kinri_suii.html