クラスコの資産運用

土地活用

【pickupニュース】17年4月の新設住宅着工戸数、2カ月連続の増加に

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

国土交通省が最新の「建築着工統計」データを公開

国土交通省は5月31日、2017年4月分の「建築着工統計」調査データの公開を開始しました。住宅着工の動向や、民間非居住建築物の着工動向をみることができます。

2017年4月における新設住宅着工戸数は83,979戸で、前年同月比1.9%増加の2カ月連続プラスになりました。新設住宅着工床面積も6,842,000平方メートルで、前年同月比3.0%の拡張、こちらは3カ月ぶりの増加になっています。季節調整済年率換算値では、1,004,000戸となり前月比2.0%の増加、3月時報告に続く2カ月連続のプラスとなりました。

利用関係別でみると、持家は23,751戸で、前年同月比0.8%の増加、わずかながら先月のマイナスから再びプラスに転じています。このうち民間資金によるものが21,060戸で、前年同月比1.1%の増加、公的資金による持家は2,691戸で、1.6%の減少でした。

貸家は36,194戸で、前年同月比1.9%の増加、18カ月連続のプラスとなっています。内訳として、民間資金による貸家が32,647戸で、前年同月比5.2%の増加、公的資金による貸家は3,547戸で、20.9%の減少でした。公的資金による貸家減少は顕著でしたが、民間資金によるものの増加が全体のプラスを支えています。

分譲住宅は23,708戸の前年同月比2.9%増で、3カ月ぶりの増加になりました。このうちマンションは12,097戸で前年同月比1.3%の増加となり、一戸建住宅でも11,504戸の5.2%増加となっていました。

地域別では、首都圏で新設住宅着工総戸数が30,220戸の前年同月比1.4%の増加、中部圏では8,577戸で2.1%の増加となりましたが、近畿圏では総戸数が11,812戸の前年同月比9.5%減少になりました。マイナス傾向が3カ月連続となったほか、やや大きな落ち込みがみられています。なおその他地域の総戸数は33,370戸で前年同月比7.1%の増加でした。

事務所や店舗、工場、倉庫が増加で前年同月比増を記録

2017年4月における民間非居住建築物の「建築物着工統計」によると、全建築物の着工床面積は1,187万平方メートルで、前年同月比9.5%の増加になりました。3月はマイナスであったため再びプラスに転じた結果です。

内訳では、公共の建築主によるものが77万平方メートルと前年同月比5.6%の増加で3カ月ぶりのプラス、民間の建築主によるものが1,110万平方メートルで9.8%の増加となっていました。

民間建築主による着工の居住用建築床面積は、713万平方メートルで前年同月比4.3%の増加、3カ月ぶりのプラスになりました。非居住用は398万平方メートルで、前年同月比21.2%増と、先月のマイナスから転じて大幅なプラスを記録しています。

民間非居住用の主な用途別では、鉱業・採石業・砂利採取業・建設業用、情報通信業用、その他のサービス業用で、前年同月比30%程度の減少となりましたが、それ以外の用途はいずれも増加になりました。とくに不動産業用では、前年同月比68.5%の増加、卸売業・小売業用も49.0%の増加と大きく伸びています。

使途別でみると、事務所は32万平方メートルで前年同月比9.6%の増加でした。店舗は58万平方メートルで、前年同月比50.1%増の大幅な増加となったほか、4カ月ぶりのプラスで拡大が目立っています。工場は66万平方メートルの前年同月比15.1%増、倉庫も87万平方メートルで、63.0%の増加と大きく拡張しました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は「建築着工統計調査報告」2017年4月分公開資料より)


▼外部リンク

国土交通省 建築着工統計調査報告 2017年4月分 公開資料
http://www.mlit.go.jp/common/001186334.pdf

国土交通省 報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000685.html

PAGE TOP