クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】17年4~6月の首都圏中古マンション、成約件数・価格ともアップ

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

東日本レインズが最新の不動産流通市場動向をレポート

公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は18日、2017年4~6月期の「首都圏不動産流通市場の動向」を発表、「季報 Market Watch」サマリーレポートとして公開を開始しました。

それによると、4~6月における首都圏の中古マンション成約物件件数は9,479件で、前年同期比1.2%増と、9期連続で前年同期を上回る結果になっています。一方新規登録件数は47,715件と、前年同期比1.4%の減少となり、1~3月期に続くマイナスでした。

物件の成約平米単価は49.84万円と、前年同期比5.9%の上昇、これで2013年1~3月期の調査から18四半期連続で上昇を記録するものとなりました。物件成約価格も3,193万円で、前年同期比7.4%の上昇です。新規登録の物件平米単価は55.35万円で、前年同期比0.6%上昇と、16四半期連続のプラスを維持しましたが、上昇率はほぼ横ばいのレベルになっています。

専有面積は64.07平米で、前年同期に比べ1.4%拡張、築後年数は20.61年となりました。

地域別の動向では、成約件数で埼玉県が前年同期比3.7%の減少、神奈川県他が6.9%の減少となりましたが、それ以外の地域は増加になっています。とくに東京都区部は前年同期比3.6%の増加となったほか、9四半期連続のプラスとなっています。首都圏全体に占める成約件数比率では、東京都区部が42.1%、横浜・川崎市が17.9%などとなりました。

地域別の成約平米単価は、全地域で前年同期に比べ上昇しています。東京都区部は4.3%の上昇で18四半期連続のプラス、埼玉県が5.5%の上昇、千葉県が2.9%の上昇でいずれも12四半期連続のプラス、横浜・川崎市は5.5%の上昇で6四半期連続、神奈川県他が7.6%の上昇で4四半期連続のプラスでした。前期比でも上昇したのは、東京都区部と多摩、横浜・川崎市の3地域になっています。

中古戸建の成約件数は減少、価格は引き続きアップ

2017年4~6月期における首都圏の中古戸建住宅における成約件数は3,328件で、前年同期比3.1%の減少、前期に続くマイナスとなりました。一方新規登録件数は15,691件と、前年同期比1.7%の増加になり、7四半期ぶりでプラスに転じています。

中古戸建物件の成約価格は、2,996万円と前年同期比1.2%の上昇で、4四半期連続のプラスとなりましたが、前期に比べると2.7%の下落でした。新規登録物件の価格は3,888万円と、前年同期比4.5%上昇、こちらは前期比でも1.9%上昇しました。

土地面積は148.74平米で前年同期比0.1%の縮小、建物面積は105.23平米で0.3%の拡大になり、ほぼ横ばいで推移しています。築後年数は20.61年でした。

地域別の動向として成約件数をみると、神奈川県他が前年同期比14.9%の減少、横浜・川崎市で11.3%の減少と2桁減になりました。埼玉県も4.0%の減少で、7四半期ぶりにマイナスへと転じています。一方、千葉県は0.7%の増加でほぼ横ばい、多摩は4.0%の増加、東京都区部は5.9%の増加でした。首都圏全体に占める成約件数比率では、千葉県が21.8%、埼玉県が20.3%などで高くなっています。

成約価格は、東京都区部のみが下落し、それ以外の地域では前年同期比プラスとなりました。東京都区部の下落は3.2%で、前期に続くマイナスです。一方、千葉県は前年同期比0.3%の上昇、横浜・川崎市は0.8%の上昇で、それぞれ小幅な上昇ではあるものの6四半期連続でプラスとなりました。神奈川県他は前年同期比6.0%の上昇と、他地域より伸びが目立つ結果でした。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は東日本レインズ「季報 Market Watch」2017年4~6月分公開資料より)


▼外部リンク

公益財団法人東日本不動産流通機構 「季報 Market Watch」2017年4~6月期 公開資料
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_201704-06.pdf

公益財団法人東日本不動産流通機構 ホームページ
http://www.reins.or.jp/

PAGE TOP